【2020年1月~2021年時系列】フィリピンのコロナ関連情報 / 2021年最新版 – PHILESSONブログ

【時系列2020年-2021年】フィリピンのコロナ関連情報

フィリピンのコロナ関連情報
2021年3月24日時点

総感染者数
684,311人

総回復者数
579,518人

総死亡者数
13,039人

月別の出来事と感染状況の推移

2020年から始まったフィリピンのコロナ関連の重要な出来事と感染状況を時系列でまとめました。以下本文の文中に出てくる用語の解説や基本知識は記事後半のコチラになります。

2020年1月

2020年1月出来事

1月30日
フィリピン国内総感染者数1人
フィリピン国内初のコロナ感染者(中国国籍38歳女性)を確認。その後、パートナーの44歳の中国人男性も感染確認(2例目)。共に中国武漢からの渡航履歴有。

1月31日
フィリピン国内総感染者数1人
ドゥテルテ大統領が渡航を禁止措置を中国本土、香港、マカオに拡大を発表

2020年2月

2020年2月出来事

2月2日
国内総感染者数2人
フィリピン国内で初のコロナ感染による死亡者を確認(初感染者の女性の配偶者/44歳中国籍男性/感染確認時には既に死亡)。※中国本土以外の死亡者としては世界初。
フィリピン政府は確認の翌日、中国湖北省からの渡航を禁止

2月5日
国内総感染者数3人
中国籍の60歳女性で中国武漢からの渡航歴有

2020年3月

2020年3月出来事

3月5日
国内総感染者数4人
国内初のフィリピン人感染者(日本への渡航歴有)

3月6日
国内総感染者数5人
国内初の海外渡航履歴のないフィリピン人の感染を確認(66歳男性)

3月7日
国内総感染者数6人
前日の66歳フィリピン人男性の配偶者の感染も確認

3月8日
国内総感染者数10人
ドゥテルテ大統領が「公衆衛生上の緊急事態(STATE OF PUBLIC HEALTH EMERGENCY)」を宣言※1

公衆衛生上の非常事態

3月9日
国内総感染者数24人
ブラカン、カビテにて初感染者確認

3月11日
国内総感染者数49人
東ネグロス、ビサヤ地域にて初感染者確認

3月12日
国内総感染者数52人(内死亡者5人)
コニュニティー隔離措置の発表
フィリピンのドゥテルテ大統領により同年3月15日から4月14日の間、メトロマニラからの陸路・空路・海路全てにおいて人の移動制限が行われることが発表される。
この段階で最小自治区であるバランガイ、モリシパリティ、プロビンスそれぞれでコロナ感染者が2人以上の場合は独自のコミュニティ隔離を推奨。
コロナ感染が確認されている国からの外国人の入国が禁止
※世界の総感染者数約12万人(死亡者約4,200人)

3月13日
国内総感染者数64人
バターン州、パンパンガ州で初感染者確認

3月14日
国内総感染者数111人
国内総感染者数が100人に達する
ケソン州で初感染者確認

3月15日
国内総感染者数 139人
メトロマニラの4月14日までのロックダウン開始
マニラ空港の閉鎖に伴い、国内各空港もマニラ空港からの発着便は相次いでキャンセル政府関連機関も閉鎖されリモートとなるオフィスが多くなる。
ダバオ地方で初の感染者確認

3月16日
国内総感染者数142人
ドゥテルテ大統領が国家災害事態(STATE OF CALAMITY)を宣言※2
この宣言内でロックダウンをメトロマニラからルソンエリアに分類される全地域へ拡大しECQ(Enhanced Community Quarantine)実施を発表※3
宣言は翌日3月17日より解除されない限り6ヵ月間有効となる。ルソン地域からフィリピンを出国に関しては場合は72時間以内であれば可能との情報

3月17日
国内総感染者数178人・死亡者12人
ルソン地域のECQ開始
不要不急以外の外出禁止に伴い学校閉鎖、事業も営業禁止

3月18日
国内総感染者数201人
セブ州で初感染者確認(マンダウエ市)

3月19日
国内総感染者数217人
外国人向けの各種ビザ発行の一時停止開始

3月20日
国内総感染者数229人
バコルド市にて初感染者を確認

3月21日
国内総感染者数306人
カガヤン州、パラワン州、イロイロ市で初感染者を確認

3月23日
国内総感染者数460人(内死亡者33人)
バギオ市で初感染者を確認

3月24日
国内総感染者数550人
サンボアンガ市で初感染者を確認

3月25日
国内総感染者数634人
フィリピン共和国法11469号が施行※4

3月26日
国内総感染者数704人
サンバレス州で初感染者を確認

3月27日
国内総感染者数806人
1日の新規感染者が初めて100人を超える(102人/日)
オリエンタルミンドロ州とビコール地方で初感染者を確認

3月28日
国内総感染者数1,073人
国内総感染者数が1,000人を超える
ダバオオリエンタル州で初感染者を確認

3月30日
国内総感染者数1,543人
ラナオデルノルテ州、ミサミスオクシデンタル州、サンボアンガデルスル州で初感染者を確認

3月31日
国内総感染者数2,081人
サマール州、イロコスノルテ州で初感染者を確認

2020年4月

2020年4月出来事

4月1日
国内総感染者数2,308人

4月2日
国内総感染者数2,630人
死亡者が100人を超える(107人)

4月5日
国内総感染者数3,242人
ドゥテルテ大統領が公衆衛生従事者に特別危険手当(/1回)の支給を発表

4月7日
国内総感染者数3,759人
ECQの4月30日までの延長を発表、同時にドゥテルテ大統領が国家にはロックダウンを延長する十分な資金がないと発言し、民間企業へ資金援助を求める

4月12日
国内総感染者数4,642人
コロナ感染拡大防止に伴う感染経路追跡の為、コロナ感染者の情報開示

4月13日
国内総感染者数人
マカティ市が外出時の公共の場でのマスク着用義務化条例承認。全ての施設内、コンドミニアム等の共用スペースも対象

4月14日
国内総感染者数5,216人
国内総感染者数が5,000人を超える(死者数335人)
510億ペソの財源で中間所得層労働者向けに2回の金銭援助を決定(1回5~8,000ペソ)

4月15日
国内総感染者数5,446人

4月24日
国内総感染者数7,174人
ドゥテルテ大統領よりハイリスクエリアの5月15日までのECQ延長発表。それ以外の地域は緩和されたコミュニティー隔離のGCQへ5月1日から移行

4月26日
国内総感染者数7,560人
フィリピン政府と国家警察が共同で、混乱を避ける為、自治体の然るべき承認を得ていないボランティア(支援)活動には罰則と声明発表

2020年5月

2020年5月出来事

5月1日
国内総感染者数8,744人(死亡者数607人)
ハイリスクエリア(メトロマニラ、アウロラ州を除く中部ルソンエリア、カラバルソン地方、パンガシナン州、ベンゲット州、バギオ市、イロイロ州、セブ州、セブ市、ダバオ市)でECQ継続。その他の地域はGCQへの変更が実施

5月5日
国内総感染者数9,654人
マニラ市長が5月15日までのECQが再び延長される場合はマニラは経済的に耐えることが出来ない旨の趣旨を声明(We are running out of blood. It is already infected..)

5月6日
国内総感染者数9,973人
ドゥテルテ大統領が通称バリックプロビンシャプログラムにサイン(Hatid Probinsyaプログラムを含む※5

5月7日
国内総感染者数10,309人
国内総感染者数が1万人を超える

5月14日
国内総感染者数11,831人
フィリピン人海外労働者(OFW)の海外就労制限の解除

5月15日
国内総感染者数12,044人

5月16日
国内総感染者数12,258人(死亡者数817人)
メトロマニラ、, アンヘレス市、バコール市、ラグナ州、バターン州、ブラカン州、ヌエバエシハ州、パンパンガ州、サンバレス州をMGCQへ変更。セブ市、マンダウエ市はECQを5月31まで継続、その他の地域はGCQへ
長期に渡る厳しいコミュニティー隔離措置レベル(ECQ)が緩和され各地で混雑が発生し問題になる

5月20日
国内総感染者数13,169人
保健省がフィリピンは現在第二波の渦中であるとの認識を示す

5月29日
国内総感染者数16,562人
1日の新規感染者が初めて1,000人を超える(1,041人/日)

5月30日
国内総感染者数17,147人
世界最大手の格付け機関S&P グローバルがフィリピン長期発行体格付けをBBB+に格付け維持
フィリピン労働省が世界的なコロナパンデミックを受けて2020年2月から5月の間に3中東を中心に2万人以上のフィリピン人海外労働者が失業したと発表

5月31日
国内総感染者数18,002人(死亡者数957人)
ルソンエリアのECQを解除しGCQへの変更を発表

2020年6月

2020年6月出来事

6月1日
国内感染者数18,550人
メトロマニラ、カガヤンバレー地方、中央ルソンエリア、カラバルソン地方、アルバイ州、パンガシナン州がGCQに変更実施。その他地域はGCQもしくはMGCQへ
コミュニティー隔離措置緩和に伴う、国内線、国際線の再開予定を各航空会社が発表

6月7日
国内感染者数21,777人(死亡者数1,003人)
国内総死亡者数が1,000人を超える

6月15日
国内総感染者数26,258人(死亡者数1,098人)

6月16日
国内総感染者数26,620人
セブ市の感染拡大状況から現在のコミュニティー隔離措置レベルのGCQからECQへ6月30日まで強化
マニラ首都圏はGCQを継続

2020年7月

2020年7月出来事

7月1日
国内総感染者数38,122人
メトロマニラはCGQを継続、セブ市もECQを継続。いずれも7月15日まで。

7月7日
国内総感染者数47,034人
フィリピン人の海外渡航制限の解除

7月8日
国内総感染者数50,359人
国内総感染者数が5万人を超える
ケソン市長がコロナ陽性結果を発表

7月14日
国内総感染者数56,674人(死亡者数1,603人)
メトロマニラにある複数の病院が満床等の理由により、今後の当面の新規感染者の受入れ不可を発表、これを受けてフィリピン保健省はベッド数に関して危険領域に達したと発言
中央ビサヤ地域(空き36%)、カラバルソン地方(空き40%)、ダバオ地方(59%)、中央ルソン地域(68%)のコロナ感染者収容のベッド占有率が警戒領域に達する

7月15日
国内総感染者数57,949人
フィリピン移民局が2020年3月16日~6月30日の海外旅行者の入国が前年同時期と比較して96%減少、海外出国者は95%減少したと発表

7月16日
国内総感染者数60,365人
セブ市がMECQへ変更。メトロマニラは2週間のGCQ延長
ラグナ州、カビテ市、マンダウエ市、ラプラプ市、オルモック市、南レイテ州、サンボアンガ市、ブトゥアン市、アグサンデルノルテ州、タリサイ市、ミングラニラはGCQへ。その他はMGCQへ

8月1日より移民ビザを所持している外国人の入国が認められることが発表される

7月17日
国内総感染者数62,036人
ケソン市長が再テストの結果、陰性を発表

7月21日
国内総感染者数69,873人(死亡者1,837人)
2021年までに1,000万人もしくは人口の10%の同国内フィリピン人に対してコロナ感染テストが目標との政府発表

7月27日
国内総感染者数81,136人
ドゥテルテ大統領は8月24日に段階的に再開予定だった学校を、ワクチン開発・実用化されるまで対面式の授業の禁止継続を発表/「Life that is lost is lost forever. Education that is delayed can be recovered」

2020年8月

2020年8月出来事

8月1日
国内総感染者数97,231人
セブ市がGCQへ緩和
メトロマニラは引き続きGCQ

条件を満たすビザを持つ外国人の入国受入れ開始

8月2日
国内総感染者数総102,144人
国内総感染者数が10万人を超える

8月3日
国内総感染者数総105,292人
フィリピン運輸省は8月15日から公共交通機関を利用する際のフェイスシールドの義務化を発表。船舶は先だって8月7日から義務化開始

8月4日
国内総感染者数総人111,231人(死亡者数2,114人)
1日の新規感染者数が5,000人を超える(5,939人)
医療従事者からの医療崩壊防止要請を受けて、メトロマニラ、ブラカン州、カビテ市、ラグナ州、リサール州が8月18日までの2週間MECQへ再度変更

8月6日
国内総感染者数118,131人
フィリピンがインドネシアを上回り東南アジアで感染者数第一位へ

8月9日
国内総感染者数129,913人
サガダでコロナ初感染者を確認

8月10日
国内総感染者数135,525人
ロシアが開発・提供予定のワクチンについて、ドゥテルテ大統領は感謝を表しつつ、副作用がないか最初に自らが接種すると発言

8月14日
国内総感染者数152,725人
フィリピン移民局がフィリピンに入国可能な外国人について詳細を説明。入国が認められる外国人はフィリピン人と結婚し適切なビザを所持している者のみ(就労ビザまたは特別居住退職者ビザでも可、婚姻証明書だけでは不可)。※所持しているビザによってはACRカードも必要

8月15日
国内総感染者数157,005人

8月19日
国内総感染者数173,009人
メトロマニラ、ブラカン州、カビテ市、ラグナ州、リサール州が2週間のMECQ期間を終えてGCQへ

8月26日
国内総感染者数総202,109人
国内総感染者数が20万人を超える

2020年9月

2020年9月出来事

9月1日
国内総感染者数224,043人(死亡者数3,596人)
メトロマニラはGCQの延長、イリガン市はMECQへ強化
GCQのブラカン州、バタンガス州、タクロンバン市、バコロド市以外はMGCQ

9月5日
国内総感染者数234,398人
フィリピン国家警察とJoint Task Force COVID Shield が共同でSNSにてコミュニティー隔離措置ガイドライン違反者の取り締まりを行うことを発表。また目撃者は当局が新設したフェイスブックアカウントに通報することも可能に

9月15日
国内感染者数269,407人(死亡者数4,663人)

9月18日
国内感染者数279,526人(死亡者数4,830人)
ドゥテルテ大統領が国家災害事態宣言の2021年9月12日までの延長を発表※2

9月26日
国内感染者数301,256人(死亡者数45,284人)
国内総感染者数が30万人を超える
保健省が首都圏136病院の内34病院がコロナ感染患者用のベッドが70%を超えて危険レベルに達していると発表。その内13の病院は既に100%に到達。

9月28日
国内総感染者数307,288人
メトロマニラは10月1日~10月31日までGCQの継続が決定。その他のGCQエリアはバタンガス州、タクロンバン市、バコロド市、イリガン市、イロイロ市。ラナオ・デル・スル州はMECQ継続。その他の地域はMGCQ継続

2020年10月

10月2日
国内総感染者数316,678人(死亡者数5,616人)
コロナ総感染者数が世界で20位となる。

10月16日
国内総感染者数351,750人(死亡者数6,531人)
外出可能な年齢制限が15歳以上から65歳以下に引き上げられる
※ただし各自治体はコロナ感染状況によって独自の制限を設けることが可能
※以前は21歳以上から60歳未満のみ

10月21日
国内フィリピン人の海外旅行が解禁。ただし往復航空券・観光ビザで渡航する場合は適切な旅行保険、健康保険への加入・渡航宣誓書(移民局)・出発24時間前に発行の抗体検査陰性証明書が必要。※帰国の際は14日間の隔離期間あり

10月26日
国内総感染者数371,630人(死亡者数7,039人)
国内総死亡者数が7,000人を超える

2020年11月

11月1日
外国人の入国制限を一部緩和(対象:47(a)(2) visa、Aurora Pacific Economic Zone and Freeport Authority発行ビザ、Subic Bay Metropolitan Authority発行ビザ)

11月4日
国内総感染者数388,137人(死亡者数7,367人)

11月11日
国内総感染者数401,416人(死亡者数7,710人)
国内総感染者数が40万人を超える

2020年12月

12月1日
国内総感染者数431,630人(死亡者数8,392人)
12月31日までのコミュニティ隔離分類
GCQ:Metro Manila・Batangas・Iloilo City・Tacloban City・Lanao del Sur・Iligan City・Davao City
MGCQ:上記以外の地域

12月17日
9(g)(一般就労)ビザを保有する外国人ビジネス関係者のフィリピン入国を緩和(※12月17日以降に出国した人が対象、他詳細不明)

12月22日
国内総感染者数(462,815人)
死亡者数が9,000人を超える(9,021人)

12月24日
コロナウイルスの変異種対策としてイギリスからの入国禁止を厳格化

12月30日
国内総感染者数(472,532人)
コロナウイルスの変異種対策として入国禁止措置の厳格化を19ヵ国追加(オーストラリア、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、香港、レバノン、オランダ、シンガポール、韓国、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス)
来年2021年1月のコミュニティ隔離措置の発表。GCQ(マニラ首都圏、バタンガス州、イサベラ州、サンティアゴ市、ダバオデルノルテ州とラナオデルスル州、ダバオとイリガン、イロイロとタクロバン)

2021年1月

1月2日
国内総感染者数476,916人
死亡者数9,253人

1月15日
変異種対策の入国禁止措置の厳格化を34ヵ国となり1月31日まで措置延長(アラブ首長国連邦・ハンガリー・イギリス・アメリカ・ポルトガル・インド・フィンランド・ノルウェー・ヨルダン・ブラジル・デンマーク・アイルランド・日本・オーストラリア・イスラエル・オランダ・スイス・フランス・ドイツ・アイスランド・イタリア・レバノン・シンガポール・スウェーデン・韓国・南アフリカ・カナダ・スペイン・オーストリア・香港を含む中国・ルクセンブルク・オマーン・パキスタン・ジャマイカ)

1月17日
国内総感染者数50万人を超える(500,577人)

補足説明

※1
公衆衛生上の緊急事態(STATE OF PUBLIC HEALTH EMERGENCY)。
フィリピン保健省の要請を受ける形でドゥテルテ大統領が宣言。内容は、保健省のみならず全ての政府機関と地方自治体が協力し感染拡大防止策を行うこと、また全ての国民、移住者(観光客を含む)はそれに従うことが要請されるというもの。

STATE OF PUBLIC HEALTH EMERGENCY写真
STATE OF PUBLIC HEALTH EMERGENCY

※2
国家災害事態宣言(state of calamity)
これによりコロナ感染防止の為に迅速な財政出動が必要となった場合にそれを可能に出来る。また全ての政府機関や自治体は協力し感染拡大防止に努めることが記載されている。
2020年3月16日に最初の宣言(期間6ヵ月間)、その後9月18日に延長(期間1年間)。

state of calamity写真
STATE OF CALAMITY(1回目)
state of calamity延長写真
STATE OF CALAMITY(2回目)

※3

 ECQ, MECQ, GCQ, MGCQ の違い

ロックダウンに伴うコミュニティー隔離措置のレベルの違いになります。より厳しい措置からECQ, MECQ, GCQ, MGCQ となります。

コミュニティ隔離レベルがECQの場合はほどんどの日常活動が制限されます。外出が許可されるのは営業が許可された必要不可欠な産業に従事する者のみで、その他は外出許可証を持った者のみ生活必需品の購入の為の外出が認められます。
国際線は限定されたフライトのみ、国内線のフライトはありません。公共交通機関も営業禁止となります。学校も閉鎖となり、限られた産業のみ営業が可能です。
政府機関も必要最低限の人数のみ出勤可能、他はリモートワークとなります。

ECQ,MECQ,GCQ,MGCQ違い説明

ECQよりコミュニティー隔離措置が緩和されたMECQ,GCQ,MGCQ時の制限は以下のようになります。

※各コミュニティー隔離措置の制限は地域や発令された時期により内容が一部異なる場合があります。また地方自治体が独自に限定した狭い範囲の地域を厳しくロックダウンするハードロックダウン、エクストリームロックダウンや、クリティカルゾーンエリアと称して厳しい制限を課すことも、感染状況によりフィリピン各地で行われています。

※4
共和国法フィリピン共和国法第11469号
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置を行う大統領および行政部門に特別な権限が与えられ、低所得世帯向けに各地域の最低月収をベースに2ヵ月分(5,000~8,000ペソ/月)の補助金の支給、医療従事者への追加危険手当と特別補償の支給、公共の利益のため政府により必要とされた民間の施設や企業の活用などを特別条項に盛り込む。

※5
Hatid Probinsyaプログラム
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置に伴う移動制限により一時的にマニラ首都圏を含む地域から帰省出来なくなった人々(OFW、学生、観光客含む)に対して移動手段を用意するもの。後にこのプログラムで帰省した人々により感染が地方により拡大することになる。

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