【ガチレビュー】タイムケトル社のイヤホン型翻訳機「WT2Plus」

以前タイムケトル社のイヤホン型翻訳機「WT2Plus」が凄いと記事にしましたが今回は実際に使ってみて分かった良い点・悪い点(改善点)を正直にお伝えします。もしイヤホン型翻訳機「WT2Plus」の概要をよく知らない方は先に下記の記事から概要を確認していただければこの記事もよく分かると思います。

言葉の分からない知人に購入

ちなみに私はフィリピンに住んでいますが、知人に英語も現地のフィリピン語も分からない同じ在住者の高齢者の日本人がおり、このイヤホン型翻訳機「WT2Plus」のことを話したところぜひ購入して試して見たいということで代理で購入、実際の開封、使い方のレクチャー、使用練習までを行いました。

製品のデザインは素晴らしい

まず製品のデザインですがとても素晴らしいです。さすがグッドデザイン賞受賞製品という感じでシンプルでスタイリッシュです。素材感もよく安物っぽくはありません。

ただし改善点もあります。それは例えば片方のイヤホンは「日本語⇒英語」の設定、もう片方のイヤホンは逆に「英語⇒日本語」の設定という風にするのですが、どっちのイヤホンがどちらの設定か区別がとても付きづらいという点です。なので一度手元の片方のイヤホンを耳につけてそれがどっちの言語設定になっているか確かめるという確認が必要になります。出来ればイヤホンにA・Bみたいな何らかの区別が出来るようなデザイン上の違いがあればいいなと思いました。

ではここからは上記のような形で機能面での良い点・改善点を紹介していきます。

充電方法について

「WT2Plus」は2つのイヤホンとそれを収納する丸形のケースに分かれています。充電方法はイヤホンを収納した丸形のケースを付属の電源コードを使ってコンセントに差し込む方法だけかと思いましたが、丸形のケースそのものに充電機能があり、そのケースが充電されているとイヤホンを収納するだけでイヤホンに充電が開始されます。

充電の良い点

つまり丸形のケースを予め充電しておけばイヤホンの電源がなくなった時にその中に収納するだけでコンセントいらずでイヤホンを充電することが出来てとても便利です。

イヤホン型の翻訳機「WT2Plus」のレビュー

充電の改善点

充電機能自体は素晴らしいですが、あとどのくらい充電が残っているかが一目で分かりずらいという点があります。2つのイヤホン自体は充電が少なくなってくると赤いライトが光るだけです(※アプリに繋げは残り何%かは分かります)。丸形のケースの方はWとTのマークが点灯や点滅をすることによって残りの充電がだいたい何%か分かる仕組みになっていますがそこが4回点灯とか3回点灯とかで一目で分かりません。ここが不便だなと感じました。

イヤホン型の翻訳機「WT2Plus」のレビュー2
フル充電90分はなかなか早くて良い

翻訳機能について

「WT2Plus」はイヤホン型の翻訳機ですのでやはり気になるのは翻訳性能です。翻訳機器の基本である「ゆっくり・明確に・スラングなしで喋る」ということをした前提で気付いた良い点・改善点は以下のような感じです。

翻訳機能の良い点

私が試したのは日本語⇔英語と日本語⇔タガログ語という言語の組み合わせです。どちらも機械翻訳ですので完璧とは言えませんが概ね問題ありません。もし正確な翻訳を必要とする場合は小学校低学年の国語レベルの会話を意識して話す必要があります。

翻訳機能の改善点

「WT2Plus」には同時通訳モード・タッチモード・スピーカーモードの3つのモードがありますのでそれぞれについて解説します。

同時通訳モードの改善点

イヤホンさえつければ何の操作もしないで自動的に翻訳してくれる同時通訳モードですが、音を拾う感度が強すぎる感じがしました。まわりの関係ない音声を拾いますのでそれが勝手に自分や相手の喋ったこととして翻訳されてよく分からない会話になるということがありました。

WT2 Plusの使い方 (自動モード)
同時通訳モード

メーカーが推奨しているように静かな場所でしか使えないモードであることは間違いありませんが、マイクの感度が良すぎてイヤホンを付けた相手の声も自分が発した声として認識してしまうということがあります。その為お互いが適切な微妙な音量で喋る必要があります。また二人が同時に喋るというのには対応していませんので完全に順番に喋るという感じです。

タッチモードの改善点

個人的に一番使えるのは喋る時にイヤホンのボタンを押すタッチモードかなと思います(厳密にはイヤホンにボタンはありませんので指紋のマークのような部分をタッチするということになります)。

WT2 Plusの使い方 (タッチモード)

タッチしていない間は音を拾いませんので同時翻訳モードのような他の音をなんでも拾ってしまうということが軽減されます。ただ説明には喋る際にタッチしてその状態を保って喋り終わったらタッチを外すと書いていましたが、実際にはタッチして音がなったら喋って(※喋っている間はタッチを離す)、喋り終わったら再度タッチをするという感じでした。もしかしたらこれは使用するアプリとスマホとの相性もあるのかもしれません。

スピーカーモードの改善点

スピーカーモードは自分だけがイヤホンをつけて喋り、それがアプリの入ったスマホからスピーカーを通して翻訳してくれる機能です。

WT2 Plusの使い方(スピーカーモード)

その後に相手が喋る時はスマホのボタンを押してから喋る必要がありますが、これを実際に知らない人に対して使うのはちょっと難しい部分があるかなと感じました。お店などで簡単なことを相手に一方的に伝えたいという場面では役に立つと思います。

アプリについて

この「WT2Plus」は専用のアプリをスマホにダウンロードする必要があります。アプリが必要な理由はまず何の言語に翻訳するかの設定をする為と、イヤホンをBluetoothに繋げる為です。

アプリの良い点

アプリは先程の3つのモードが分かりやすく選べる設定になっており、言語設定も簡単にできて使い勝手はシンプルで分かりやすいです。そしてBluetoothの接続は一度設定すれば丸形の充電器からイヤホンを取り出すだけですぐに接続状態となりまったくストレスはありません

アプリの改善点

これは購入するまで知らなかったのですが使えるアプリは「WT2 Plus」と「Timekettle」という2種類があります。

イヤホン型の翻訳機「WT2Plus」のアプリ

「WT2 Plus」の方はこのイヤホン型翻訳機「WT2 Plus」専用のアプリなのですが、最終アップデートは終了しており、その機能を引き継いだものが「Timekettle」アプリになります。ただしこの「Timekettle」アプリは他の翻訳機で使うアプリと共通となっているのと、使い勝手も「WT2 Plus」専用のアプリと比べると悪いです。なので両方使って見た感想としては「WT2 Plus」専用のアプリで使う方が良いということです。

ただしこの翻訳機の特徴の一つであるオフライン翻訳機能は新しい方の「Timekettle」アプリしか使えません。そのアプリを起動してオフラインで使いたい言語の組み合わせパッケージというものを事前にダウンロードする必要もあります。この「Timekettle」アプリはぜひいろいろと改善して欲しい部分を感じてしまいますので今後のアップデートに期待です。

結局アリかナシか?

私の個人的な意見としては、「初めまして」という挨拶から始めるような間柄の人に対して使うのは難しいと感じます。理由は使うのに慣れやコツがいるのでその部分がスムーズにできないと思います。

ただし頻繁に合う人で言葉の壁がある場合は最初にお互いがやり方を確認しあいながらコツを掴んでいくと十分に使えると思います。私がフィリピンに住んでいるということもありますが、日本人の在住者の中には英語もフィリピン語も話せないのに日本語の分からないフィリピン人奥さんや彼女がいるというケースが多く、その場合には今までコミュニケーションで困っていたことの大半は解決できると思います。

いろいろと改善点はありますが、イヤホン型翻訳機という画期的な製品で他のものより高性能であることは間違いないと思います。

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