【アドセンス】表示できる広告の数が制限されています/解決方法 – PHILESSONブログ

【アドセンス】表示できる広告の数が制限されています/解決方法

表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシー センターをご確認ください

表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシー センターをご確認ください。

何も心当たりがないのに急にGoogleアドセンスの管理画面に「表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシー センターをご確認ください。」と表示が出て、その後まったく広告が表示されなくなってしまった場合の対処方法をお伝えします。

経緯

ちなみに私も2019年の9月10日に急に先ほどのメッセージが表示され、広告配信が停止されてしまいました。結果的に広告が表示されるようになったのは8日後の9月18日でしたが、今まで1日あたり数千回あった広告表示回数がでその期間ほぼゼロになってしまいました。(広告制限と書いていましたが実際は広告停止です。)

ポリシーセンターを確認すると「無効なトラフィックの問題」と記載されており、一つのアドセンスアカウントに紐づいていた全てのサイトへの広告が表示されてない状態になりました。

原因は「無効なトラフィックの問題」

この「無効なトラフィックの問題」を簡単に説明するとアドセンス広告がクリックされたが本来報酬を得られることが出来ない不適切(不正)なクリックだったということです。これに該当するのが主に以下のようなものになります。

  • 自分で自分のサイトに表示された広告をクリック(自己クリック)
  • 特定のユーザーが短期間で頻繁に広告をクリック

自己クリックは本人のミスですので注意するしかありません。しかし他の誰かがクリックしていた場合でそれが悪意があった場合はアドセンス狩りです。悪意がない場合は広告の配置に問題がある可能性があります。これは広告をクリックする気がないのに誤クリックしてしまうような配置になっているということです。

本当の原因はとりあえず不明

警告は出てもGoogleはどのサイトのどのページに問題があるのか、自己クリックなのか他人のクリックなのかそれとも他の何かが原因なのか、はっきり指摘してくれません。とにかく「無効なトラフィックの問題」というだけです。

ちなみにこの無効なトラフィックによってクリックされた場合のアドセンス報酬は無効となり、毎月のアドセンス収入から該当分が差し引かれます。

これはGoogleアドセンス管理画面から「お支払い>ご利用履歴を表示する」と進むと金額が確認出来ます。その画面の毎月の収益に「-○○円」と書かれている場合は無効なトラフィックによって得た無効なクリックがあったということになります。

ではここから絶対に確認すべき項目をいくつか挙げますので確認してみてください。

確認事項と対応

もし運営しているサイトで以下の項目に該当するものがあるかどうかまず確認してみて下さい。今後の対策などは後半に記載しています。

手動広告と自動広告の併用

自動広告はGoogleが自動でサイトに広告を設置してくれる広告です。大まかな設定は出来ますが「どこに」表示されるかは基本的には決められません。もし手動広告と併用している場合は無駄に広告が連続で並んでしまい誤クリックを生じさせている可能性があります。もし広告配信停止を受けた場合は自動広告はとりあえずオフにしましょう。

ただしサイト内の全ての広告を取り除くのはやめましょう。Googleは広告配信停止したサイトを再度チェックします。その際にまったく広告がないというのはチェックのしようがありません。普段より控えめに手動広告をいくつか設置しましょう。

広告の配置の見直し

広告は本来その広告に興味を持ったユーザーによってクリックされるべきものです。もし偶然でもいいのでクリックして欲しいと考えて広告配置している場合は問題があります。これはGoogleが広告主に不利益をもたらさないように最も重要視していることの一つですので、そのようなことが起きないように広告配置をしっかり見直しましょう。

意図的に誤クリックを誘っても結果的には誰も得しません。Googleはユーザーが広告をクリックしたにも関わらず、その広告先からすぐに離脱したということはデータで分析出来ますのであくまで正攻法でアドセンス広告を設置すべきです。

誤クリック対策

今回の「無効なトラフィックの問題」によってのみ広告配信が制限(停止)されている場合、コンテンツのポリシー違反(ポルノなどの成人向けコンテンツ・差別・誹謗コンテンツ)は否定できます。とにかく不適切なクリックがあったということですのでこの機会にまず誤クリックを回避するように基本的な以下のことをチェックしましょう。

  • 誤クリックの誘導があるかどうか
  • 広告の不自然なアピールがあるかどうか
  • 誤解を招く見出しの下での広告配置があるかどうか
  • スクロールしなければ見えない位置にコンテンツを配置したサイトレイアウトになっていないか(サイト上部が広告ばかり)
  • 画像と広告の並列配置(画像と広告が並んでいて画面を占拠)をしていないか
  • 広告フォーマットに似せたコンテンツ(記事一覧に広告っぽいコンテンツを敢えて並べ、その中に広告を忍ばせている)
  • 報酬の提供(クリックして○○の無料ダウンロードなどといった広告をクリックを助長する行為)
  • 広告とFlash ゲームの間隔(Flashゲーム運営サイトの場合のみ)

「○○をクリックしてね」という文字列

もしブログをどこかのブログランキングサイトに登録している人は注意が必要です。ランキングサイトで上位ランキングを取る為に読者にクリックしてもらうポイントバナーがあると思いますが、そのバナーの前に「応援クリックお願いします」と書いてあることが多いと思いますが、念のため修正した方がいいと思います。

特にそのバナーの近くにアドセンス広告が表示されている場合は「広告へのクリック誘導」と勘違いされる恐れがあるかもしれません。広告とバナーとの距離をしっかり確保したり「クリック」という紛らわしい表現を使わない方がいいと思います。

サイトを修正したら待つだけ

このように適切な広告が表示されるサイトなるように修正した後はただ待つだけです。Googleヘルプによると特に問題がなければ基本的に30日未満で広告は再度表示されるようになるようです。

ただ一度アカウント自体が停止となってしまうと二度と復活できませんのでこの機会にしっかり対応する必要があります。

今後の為に事前の対策

今回のことを教訓に今後に向けて対策を行うことも重要です。まずは外部要因によって不正が起こった時に大まかに原因が分かるようにGoogleアナリティクスとGoogleアドセンスを紐づけましょう。

やり方

Googleアナリティクスの管理画面の左下にある「設定>AdSenseのリンク設定」と進むとアナリティクスとアドセンスのデータをリンクさせることが出来ます。

※アナリティクス管理画面から「集客>すべてのトラフィック>参照元/メディア」と進み、サマリーの項目の下で”AdSenseのCTR(クリック率)”や”AdSenseの表示回数“などが確認出来るようになります。それを元にアナリティクス内のデータである程度不正クリックを割り出すことが可能です。※広告配信が制限されている最中は設定出来ない場合があります。

さらにワードプレスを使っている場合は、まずはユーザーが過度に広告をクリック出来ないようにする「AdSense Invalid Click Protector」というプラグインを使用することをおすすめします。

AdSense Invalid Click Protector

AdSense Invalid Click Protectorはサイトを訪問するユーザーの広告クリック回数制限を設定し、それ以上のクリックをブロックしたり、異常なクリックを検知して詳細を確認することが出来るプラグインです。IP アドレスやクリックした回数、その日時の詳細も確認出来ますので、外部からの不正対策と万が一の時の対応が容易になります(設定がちょっと面倒なのが難点)。

ワードプレスもしくはそれ以外の場合はリサーチアルチザンプロというアクセス解析ツールがいざという時に役に立ちます。

リサーチアルチザンプロ

リサーチアルチザンプロはGoogleアナリティクスのようなアクセス解析ツールですが(有料約500円/月)、広告をクリックしたユーザーのデータがより詳しく解析でき、IPアドレスを割り出したりと原因特定に役立つ高機能なツールです。何か問題があった場合はGoogleへそのデータを証拠に不正報告を行うことが可能になります。

既にこれらのツールを使っている場合でもし広告制限となってしまっている場合はGoogleの無効なクリックの連絡フォームへそれらのデータを根拠に連絡すると、ただ復旧するのを待っているよりもよいと思います。(不正クリックの証拠がある場合にはここに連絡しましょう。)

広告配信停止中に出来る事

アドセンス広告配信停止中の対策

私の場合は広告配信が停止されてから8日で広告が再度表示されるようになりましたが、その間のアドセンスからの収入はもちろんありませんでした。もちろんブログはその間も今まで通り公開されていますので収益の機会損失が大きくなります。

この機会損失を埋める為にやったことはアフィリエイトの広告です。アドセンスの広告の代替えとしてアフィリエイトの広告を貼ることにより成果報酬を得ることも出来ました。

ブログ運営という観点からアドセンス以外の収入源を得る仕組みを考えた時にアフィリエイトはとても重要です。ユーザーがアフィリエイト広告をクリックして成約したら数百円~数万円の報酬が得られますので現在はアドセンスよりもアフィリエイトに重点を置いています。

まだアフィリエイトを行っていない人、またうまく運用出来ていない人は今回のアドセンス広告が表示されない期間を利用してアフィリエイト広告を使ってみると良いと思います。

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