【フィリピン】性事情と避妊方法5選/簡単注射やインプラント

フィリピンの避妊事情

日本とフィリピンでは避妊に関する意識が異なります。今回はフィリピン人と付き合ったり関係を持ったりする場合に予定外の妊娠を避ける為に知っておいた方がいいフィリピンの避妊事情について最新事情をお伝えします。

フィリピン人の性事情

フィリピン人の性事情はとても極端です。フィリピンに来ると自然と気が付くことが多いですが、とても子供が多く、出生率は3%に近くにもなります(日本は1.36%2020年)。また10代で妊娠し出産することも全く珍しくありません。また避妊をしない人も多く、予定外の妊娠で相手のフィリピン人男性や外国人がそのまま逃げてしまいシングルマザーになるフィリピン人女性もとても多いです。

一方、宗教上の教えを守る人や厳格な家庭で育った人などは結婚までの性行為を行ったことがないという場合も珍しくはありません。基本的に育った家庭環境と信仰する宗教によっては同じフィリピン人でも貞操観念がまったく違います。

人工中絶妊娠は法で禁止

フィリピンは世界でも珍しく法律で人工妊娠中絶を禁止している国の一つです。つまり一般的には妊娠するとそのまま出産する選択肢しかないということになります。それも出生率を上げている要因とも考えられますが、実際は富裕層の場合は海外で中絶を行ったり、貧困層は非合法の中絶を行ったりすることも稀にあります。ただ普通のフィリピン人と付き合って相手が妊娠してしまった場合には問答無用で出産となりますのでその辺の覚悟はする必要があります。

ピルは一般的

フィリピンでピルは処方箋なしで薬局で買えるほど普及しています。ただ独身だったり恋人がいないフィリピン人女性の場合は普段から服用していることはありませんので注意が必要です。

アフターピル

定期的に飲むピルの他にもアフターピルと呼ばれる性行為を行った後に緊急的に飲むピルもあります。通常のピルもこのアフターピルも数百ペソと安く購入出来ます。

フィリピンのピル

これはいざとなった時に一番使われる方法です。ですので心配になった場合はこれを使うことも選択肢の一つです。その場合早く服用すればするほど効果が高いですのでなるべく早く買うようにしましょう。

避妊具

避妊具(ゴム)も同様に簡単に購入出来ますが、日本のように積極的に使用する習慣はあまりありません。もちろん人にもよりますが水商売以外で一般的な独身・恋人のいないフィリピン人女性が自分で持っていることは少ないです。

避妊注射

フィリピンの避妊注射

日本ではあまり知られていませんが避妊注射というものがあります。これは1回注射すると3ヵ月間効果が持続する避妊法です。前述したピルやコンドームより避妊効果は高く、99%以上の確率で妊娠を避けることが出来ます。この避妊注射はフィリピンではDepo-Provera injectionや単にデポと呼ばれており、フィリピンに住む外国人も受けることが出来ます。

手に入れる場所

この避妊注射は処方箋があれば購入も出来ますが、一般的にはフィリピンではバランガイと呼ばれる町役場やヘルスセンターのような場所で無料で受けることが出来ます。フィリピンでは政府がファミリープランという計画的な子作りを進めており、その行政サービスの一環となっています。

地域のそういう場所に行き、避妊注射をお願いすると簡単な問診だけでその注射を受けることが出来ます。場所によっては何月何日に初回の注射を受けたかが記載しているカードも貰うこともあります。

病院でも注射を受けることは可能ですが、その場合は自己負担として600~1200ペソ(約1,300~2,500円)の費用が掛かります。

避妊には効果あり

この避妊注射はとても効果が高いですが、人によって頭痛や倦怠感、また生理でもないのに出血が出たりする副作用がありますので注意が必要です。避妊に関しては注射してからきっちり3ヵ月毎に注射を受ける必要がありますので、間にブランクがある場合に性行為を行った場合は妊娠する可能性があります。

また計画的に妊娠を考えている人は注射を受けて効果が切れる3ヵ月後から妊娠可能となりますが、一般的にはその後の数ヵ月の間は妊娠しづらい状態になりますのでこちらも注意が必要です。

避妊用インプラント

より避妊効果が持続するものとして避妊用インプラントというものがあります。フィリピンではBirth Control Implantsなどと呼ばれています。これは二の腕あたりにマッチ棒程の長さの柔軟性のあるプラスチックのようなものを埋め込むことによって99%以上の避妊効果が得られます。

フィリピンの避妊インプラント

効果を得られる期間は製品によりますがフィリピンで使用されているものの多くは通常3年間持続します。妊娠を望む場合はこれを除去することにより妊娠が可能になります。

費用

もしフィリピンの社会保障の一つであるフィルヘルスのメンバーの場合は専用のプログラムを申請することにより保険が適用され3,000ペソ程度です。全て実費負担の場合は病院とドクターによりますが6,000~8,000ペソが目安となります。埋め込みにかかる時間は約5分です。

子宮内避妊器具(IUD)

あまり一般的ではありませんが、IUDと呼ばれる方法もあります。これは日本でも一部医療目的で使用されることもありますが、子宮に直接T型の器具を埋め込む方法です。

フィリピンIUD

避妊効果は高く、一番のメリットは5~10年の長い効果期間と、ピルと違い子宮にのみ避妊効果を与えますのでピルを飲むことによる副作用等が軽減されます。※ただし個人によっては別の副作用が現れます。

費用

15,000~20,000ペソ(約32,000~42,000円)に別途施術代となります。こちらは事前に医師の問診を受けて問題がない場合に施術可能となります。施術は主に器具の挿入のみですので時間にして約5分程度です。

注意

これらの避妊方法は副作用に個人差が現れますので使用する場合は注意が必要です。またそういった避妊方法を用いたとしても性病には効果はありません。特にフィリピンはHIVが多いですので注意しましょう。

一番確実なのは避妊具を使った上で他の避妊方法も同時に利用することです。ただ決まったパートナーがいて性病の心配がない場合は避妊注射だけでも安心です。

おわりに

フィリピン独特の事情を知り、自分やパートナーに合った避妊方法を行うことがトラブルを避ける一番の方法です。100%ではありませんが、避妊注射とコンドームを併用すれば限りなく妊娠を避けることができ、かつ性病対策にもなるのと、他の方法と違い手軽で費用もあまりかかりません。

最後にフィリピン人パートナーがもしピルを服用している場合は飲み忘れに注意しましょう。ピルもしっかり方法を守れば高い効果が得られますが、フィリピンタイムと呼ばれ時間にルーズな国民性ですのでしっかり決められた時間通りに服用するというのはフィリピン人が苦手としていることです。

おまけ

ちなみにフィリピンでも信任検査薬は薬局ですぐ購入出来ます(一個約20~30ペソ)。また日本では自分の精子が元気かどうかをチェックするキットがあのテンガから販売されています。元気に活発に動いている場合は要注意!?彼女と一緒にチェックするのも楽しいかもしれません。

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