
私の嫌いな言葉に「市場価値」と「キャリア」という言葉があります。私も過去に何度か転職し、最終的には何もコネも知識もない状態からフィリピンで自営として生活していますが、これまでの経験から今回はそれについて書いていきたいと思います。
キャリアも市場価値もない
若いころから将来のキャリア形成を見据えて行動出来るのは一部の人達だけだと思います。私を含む大多数の人はそんな事を考えずに年を重ね、いざ転職活動という時に「あれ?自分のキャリアって…、ビジネスシーンで市場価値も…」と愕然としてしまうのです。
まず最初に一番お伝えしたいのはこういう風になるのは普通だということです。そのことで自分を責めたり、がっかりしたりするのはやめましょう。
ネットやSNSは成功体験の嵐
ネットを見ると既に立派な肩書とキャリアを持つ人々の話、SNSでは本当かどうか分からないサクセスストーリーが多いです。しかしそれらが本当がどうか分からないし、本当だとしても自分のキャリアをひけらかしている人は本当の意味では大したことはないと思います。
そもそも成功者と呼ばれる人々は結果的には「上手くいった」という話で「運」の要素も強いです。彼らの話通りにやっても同じように成功出来ないのと同じで「誰かの成功体験」から学ぶものは意外と少ないのです。
経営者が求めているのは立派な履歴書?
大多数の中小企業の経営者が求める人材は立派な履歴書を持ってくる人ではありません。極論をいうと「給料を払っても損した気持ちにならない人か、期待以上の成果を出す人」です。
もちろん外部からわざわざヘッドハンティングして優秀な人材を獲得するパターンもありますが、それらは重要な経営戦略の一つであり、そんな風にヘッドハンティングされるくらいの人はこの記事を読むこともないでしょう。
従業員目線を止める
経営者と従業員の大きな違いは能力ではありません。仕事に対する考え方だけです。毎月言われたことを最低限やっていれば給料がもらえるのが従業員ですので視線は自然に社内での自分に向かいます。
一方経営者は社内に関しては問題がなく健全で機能していればいいのです。あとはどうやって売上げを生み出すか、そして将来にわたって会社を存続させられるかというのを常に考えています。
この部分をしっかりと理解し、その目線で働いている人は経営者から見ると「分かっている人」という風になります。そしてこれらはちょっと話をすればどっちなのか簡単に見抜くことが出来ます。
実際の転職活動
転職活動を何度も失敗したり、入りたい会社をなかなか探せずに妥協する人もいるでしょう。また入社出来たとしても前職と比べて給料が下がったり、また一から色々覚えて働く意欲が若い頃のように出ない人もいると思います。
いろいろネガティブな気持ちになることはあると思いますが、そもそも人生というのは自分の思い描いたようにはいきません。
生活の為と割り切る、後は良い縁かどうか
仕事が楽しくて毎日が充実している人はほとんどいないと思います。皆働きたくなくても生活の為に働きます。「生活の為」と割り切ることも大事です。後は転職が上手くいくかは「良い縁」があるかどうかにもよります。
転職活動に「○○すれば大丈夫」という答えはありません。結果的に転職して良かったという風になればよいのです。
シンプルに考える
働いてお金を貰う、というシンプルなことをするだけです。もしどうしても嫌になったら辞めればいいのです。簡単に辞めれない人もいますが、精神に支障をきたしてまで働く意味はありません。余計な世間体は気にせずに何かあれば「辞めれるんだ」というカードを持っていますので出来るだけ気軽に考えましょう。それが出来るかどうかも能力の一つです。
最後に
今回は転職についての考え方をお伝えしました。重要部分をまとめると
- キャリアや市場価値がないのは普通
- ネットやSNS上の情報を真に受けない
- 給料を払っても損した気持ちにならない人もしくは期待以上の成果を出す人
- 経営者の思考
- 人生は思い描く通りには行かない
- 仕事は生活の為
- よい縁に巡り合えるかも関係する
- シンプルに考える
- いつだって辞めるという選択肢はある
何事もやってみないと分からないですが、もし転職活動で気が滅入っている人にとって少しヒントになるような内容であれば幸いです。もし会社に属さないで収入を得たいという人は時間を作って同時進行で副業でも何でもやってみるべきです。ほとんどは上手くいきませんが確率がゼロではありません。
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