【誰も語らない】本当のフィリピンの治安と10つの注意事項 – PHILESSONブログ

【誰も語らない】本当のフィリピンの治安と10つの注意事項

フィリピンの治安情報

最初に結論を書くと、フィリピンの治安は良くありません。ここでは旅行でフィリピンに行く方や、中長期滞在する予定の方が様々な被害者にならないように注意すべきことと、知っておくべき知識と対策についてお伝えします。

レイプ

レイプはフィリピンで多く発生する犯罪の一つであり、女性は常に警戒する必要があります。これは日本人のような外国人だけが被害にあう可能性がある訳ではなく、現地のフィリピン人女性も同様で、実際に多くの人が被害にあっています。

手口はとても乱暴で、人気のない場所や屋外でレイプして、最終的に相手を殺害することも多いです。被害者が生きていると顔を見られているため、捕まってしまうリスクを避けるためです。

多いレイプ犯罪

このような残酷な犯行の裏には違法薬物も関わっています。これについては後述しますが、とにかくレイプの被害者にならないように自分自身で注意する必要があります。

レイプの後に殺害され、翌朝道端の草むらで遺体見つかるケースは多いです。私はそういった事件の写真をニュースで何度も見たことがありますが、モザイク処理されていてもとても直視出来るものではありません。

対策
特に夜間の一人歩きは原則止めましょう。フィリピンの地方で、暗い道や人気のない場所は特に危険です。
またフィリピン人の男性は色白の女性を好む傾向にあります。日本人はフィリピン人と比べて肌が白く、歩いているだけでとても目立ちます。また肌を過度に露出した格好も控えるべきです。
あと旅行中などに仲良くなったフィリピン人とその場で意気投合して行動するのは絶対にやめましょう。この人は大丈夫という根拠のない油断が被害に直結します。

スリ・ひったくり

スリ、ひったくりは十分注意する必要があります。犯人は数人のグループで犯行を行います。手口は巧妙で一概に説明出来ませんが、いつの間にか財布やスマホが無くなっているということも多いです。

対策
カバンは体の正面で持ちましょう。そしてスマホや財布はポケットや手に持って歩かずにカバンに入れましょう。特に最新モデルのスマホなどはターゲットになりやすいです。相手はあなたがどこに財布やスマホをしまったかまで観察していますので注意が必要です。

スマホはひったくり被害にあう率が高い

子供、女性、身なりのしっかりとした人など、見た目で判断して油断しないようにしましょう。またひったくりの瞬間はチームプレーで、あなたが別の何かに注意が向くよう仕向けられます。そしてその一瞬の隙をついて盗みを行います。

例:ショッピングモールのフードコートで、いい人そうな見た目のフィリピン人のおばさんが、あなたの近くでトレイごと盛大に食べ物を落とします。そしてあなたがそれに気を取られている間に別のフィリピン人がバックを盗ったりします。トレイのおばさんと盗んだフィリピン人は仲間です。

恐喝

美人局やギャンブル詐欺などもフィリピンではあります。最終的に金銭をだまし取られたり、恐喝されたりします。タクシーの過剰請求にも注意が必要ですが、それだけでなく警察官などとグルで金銭を要求されることもあります
例:タクシーに乗って移動中に交差点を曲がったら、警察官が立っており、職務質問を受けて何かと理由をつけて金銭を要求されるケースです。タクシー運転手はカモになりそうな人を警察官がいるところまで連れて行きます。

対策
知らない人に付いて行ったり、そういった人の家に行ったりするのはやめましょう。もし自分が巻き込まれたら、まずは自分の身の安全を第一に考えましょう。下手な抵抗は逆効果となることもあります。
状況にもよりますが、相手の目的は危害を加えることではありませんので、とりあえずその場をお金で解決できるのであればその方がいいでしょう。

睡眠薬

これは睡眠薬を盛られ、気が付いた時には所持品を盗られて知らない場所に放置されているというケースです。

対策
相手は睡眠薬入りの食べ物を食べさせようとします。知らない人からもらった食べ物は絶対に口にしないようにしましょう。ちょっとしたお菓子も油断せずに万が一の事態を想定しましょう。

ホールドアップ

銃を使った犯罪

銃や凶器を突きつけられて、金品を脅し取られることです。夜間に限らず日中にも起こります。

対策
まず第一には治安の悪いとされている場所に行かないことです。ただし一般的に治安がいいとされている場所でも油断は禁物です。

それ以外に自分で出来る対策はあまりありませんが、万が一自分の身に起きてしまった場合は抵抗しないようにしましょう。銃や凶器は脅しですが、相手に抵抗されると引っ込みがつかなくなり危害を加えられる可能性は十分あります

違法薬物

マリファナを始め、覚せい剤等、フィリピンでは本当に蔓延していると言っても言い過ぎではありません。フィリピンの大統領が行っている麻薬撲滅運動は有名ですが、それでも現実にまだまだドラッグに手を染めている人は本当に多いです。

フィリピン滞在中はいろんなフィリピン人と知り合う機会があると思いますが、普通にドラッグを勧められることがあります。その場合はしっかり断り関係を断ちましょう。外見はそんな風に見えない人も多いので注意が必要です。

対策
違法薬物がある場所や、使用している人がいる場所への出入りは避けましょう。ドラッグだけでなく、別の犯罪に巻き込まれる可能性もあります
麻薬がらみの場合、フィリピンでは最悪その場で射殺される可能性もあります。

誘拐

フィリピンではテロリストによる外国人をターゲットにした身代金目的の誘拐事件の可能性もあります。事前に行動確認を行う為、短期旅行者が被害にあう可能性は低いですが、中長期滞在者は注意が必要です。

対策
中長期滞在者は自宅の防犯や、関連する情報の収集を行いましょう。また子供がいる場合はより注意が必要です。

交通事故

多発する交通事故

治安という意味では少し異なりますが、命の危険がありますので知っておく必要があります。
フィリピンの運転マナーは悪く、運転免許を所持せずに運転する人や、整備点検されていない車、飲酒運転も日常化しており交通事故にあう可能性はあります。

対策
知らない人が運転する車に乗ることは避けましょう。車に乗る時はシートベルトをして、道を歩くときはなるべく車道から離れるようにしましょう。

テロ

フィリピンにはアブサヤフやNPAといった複数テロ組織が存在しています。活動内容は外国人の誘拐事件、要人の殺人、施設の破壊活動などですが、テロ活動が活発な地域は巻き込まれる可能性や自分が被害者になる可能性もゼロではありませんので注意が必要です。

対策
自分の行く地域の情報を予めチェックしましょう。特に長期滞在中の人は現地のローカルニュースに目を通し、情報収集を行いましょう。

スキミング

フィリピンでもスキミングに関連したクレジットカード被害は少なくありません。お店での利用もそうですが、ATMも同様です。
カード会社によりますが暗証番号入力を伴うATMでの海外キャッシングサービスの不正利用は補償対象外となることがあります。実際フィリピン旅行中に数十万円の被害にあい補償対象外となったケースがあります。

対策
クレジットカードに暗証番号情報は入っておりません。つまり暗証番号を他人に知られることがなければ不正利用される可能性は低く、万が一の場合もカード会社により補償されます。
とにかく暗証番号の取扱い注意しましょう。またATMについても隠しカメラや不正な読み取り装置がないか確認し、人気のない場所にあるATMなどは避けましょう。出来れば銀行にあるATMを使うとより安心です。

まとめ

フィリピンでは日本人は裕福だと思われる傾向にあります。実際、一般的なフィリピン人と比べると裕福で所持品も高価です。出来るだけ注意して油断せずに行動することが必要です。

余談ですが、フィリピンでは至る場所で銃を持った警備員がいますが、彼らがいるから安心とは言えません。実際に強盗目的で計画的に襲撃された場合、警備員は最初に標的にされます。場合によっては警備員がグルになっているケースもあります。居ないよりはマシですが、信頼を置くまでの存在にはなりません。

最初に書いたようにフィリピンは安全とは言えません。もちろん地域差はありますが、場所がどこであれ絶対安全と明言出来る場所はフィリピンにはありません

こういったフィリピンの治安状況を理解した上で旅行や移住をするようにしましょう。問題なのは「フィリピンが安全だ」という謳い文句を信じて油断したり、最低限知っておくべき知識・情報を持っていない場合です。

最後に誤解のないように捕捉しますが、全てのフィリピン人が犯罪に手を染める訳ではありません。ただ目の前の人がどんな人かを短時間で判断するのは簡単ではありません。

被害にあう時は不運に見舞われた場合もありますが、油断や知識不足の場合もあります。自分が被害にあうリスクをなるべく低くする行動がフィリピンでは重要です。

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