
シュガーブックはフィリピンのマニラなどの首都圏で急速に広まっている「出会い」のコミュニティーサイト・アプリです。現在までに全世界に100万人以上のメンバー会員がいます。
特徴とシュガーパートナー
シュガーブックの特徴はシュガーダディと呼ばれる男性メンバー会員と金銭的援助を必要とするシュガーベイビーと呼ばれる女性メンバー会員とを結びつけることです。そしてそれぞれの条件を明確に決めてから関係が始まり、その場合お互いはシュガーパートナーとなります。
シュガーダディ
シュガーダディはシュガーベイビーのニーズである金銭的援助がしっかり出来る経済力が必要です。その金銭的援助の見返りとしてシュガーダディは自分の求める条件に合う女性と出会って関係を始めることが出来ます。
シュガーベイビー
シュガーベイビーは前述した通り金銭的援助を求める女性のことを言います。シュガーダディとの間で合意された条件内で金銭や物品の援助を受けることが出来ます。ちなみにフィリピンのシュガーベイビーの年齢層は18歳~34歳となっています。
利用料金
シュガーブックはPCでもスマホのアプリでも無料で使えますが、シュガーダディは基本的にはプレミアム会員になる必要があります。そうしないと自分の求めるシュガーベイビーを探しだすことは困難です。利用料金はその期間によって3種類あります。
【1ヵ月プラン】
19.95米ドル/月
【3ヵ月】
15.95米ドル/月
【6ヵ月】
11.95米ドル/月
- 自分のオンライン状況、利用履歴、最終ログイン日を非表示に設定出来る
- シュガーベイビーを探す全検索機能が使える
- 開封確認付メッセージを送信できる
- 全てのメンバー会員に無制限でメッセージを送信できる
- 自分をお気に入りに登録したメンバーを知ることが出来る
- 自分のプロフィールを見た人を知ることが出来る
コロナ渦で急激に会員増加
フィリピンのコロナ渦が始まった2020年の3月から爆発的にメンバー会員が増えて社会現象になりつつあります。これはコロナによる失業者が数百万人に及んでいることが影響していると思われます。
2020年9月時点でシュガーベイビーは約30,000人、シュガーダディは約7,500人で今後もどんどん増えていくと思われます。
平均援助額は10万円
気になるのは平均援助額。つまりシュガーベイビーが求める金銭的援助額ですが、月額49,700ペソ、日本円で約106,000円です。これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、フィリピン人の平均月収は約3~4万円なので、毎月10万円という金額は普通のフィリピン人からするとかなり夢のような額です。
実情

シュガーブックはこのサービスを「人々が出会い、正直で透明な関係を築く場所」として提供しています。その為、それ以上の関係は強制ではなく本人達の条件と意志で決めることが出来ることになっています。
ただ実際はオンライン上で見返りなしに金銭の援助をしたいだけのシュガーダディがいるはずもなく、形を変えたその他の類似したサービスと同じようなものになっています。ですのでサクラもいると思いますし、詐欺にあうリスクもありますが、実際にお金に困っているフィリピン人は多いですので、援助を求めるフィリピン人女性とそれを叶えることができるだけの経済力を持ったシュガーダディのマッチングの可能性は高そうです。