【保険対応可】鍵穴に悪戯(いたずら)された時の対処法 – PHILESSONブログ

【保険対応可】鍵穴に悪戯(いたずら)された時の対処法

カギのトラブルは様々な種類がありますが、中でも自分で防ぐことが難しいのが鍵穴への悪戯(いたずら)です。今回はそんな被害にあった時の対処法についてお伝えします。

鍵穴への異物詰込み

鍵穴への悪戯でもっともタチが悪いのが異物の詰め込みです。この場合、家のカギ(キー)を持っているのに異物によってキーが回らず家に入れないということも多いです。この異物にあたるのは主に2種類あります。

  1. 非粘着系の異物詰め込み(小枝・針金・クリップ等)
  2. 粘着系の異物詰め込み(ボンド・瞬間接着剤等)

ではそれぞれについて少し詳しく解説します。

非粘着系の異物詰め込み(小枝・針金・クリップ等)

この場合はカギ(キー)がいつも通り鍵穴の奥まで入るケースと途中までしか入らないケースがあります。キーが奥まで入る場合も異物によってキーが回らないという症状があります。キーが途中までしか入らない場合もカギは回りません。

異物除去できる可能性は高い

この非粘着系の場合は専門家のカギ屋さんであれば異物を除去できる可能性が高いです。また余程無理をしてキーを回そうと鍵穴に負荷を掛けていない限りは異物を除去した後に持っているキーでいつも通り鍵を解錠できることが多いです。

異物混入の可能性がありそうな場合は異物をなるべく奥に詰め込んでしまわないようになるべくキーの抜き差しをしないようにして早めにカギ屋さんに連絡して対処してもらった方が軽症で済みます

粘着系の異物詰め込み(ボンド・瞬間接着剤等)

粘着系異物の場合は基本的にキーが奥まで入らないケースが多いです。また見た目でも分かることが多いです。というのも鍵穴の入口をよく観察すると何かしらの跡が残っているケースが多くなります。

しかし瞬間接着剤のような強力なものの場合はそれを除去することは出来ません。従って持っているキーではもう操作は出来ませんのでカギ屋さんを呼んで特殊な方法で鍵を解錠してもらい、鍵穴の交換をしてもらう必要があります。

軽症の場合もあり

鍵の種類によっては鍵穴がとても小さかったり細かったりして粘着系の異物が鍵穴の表面部分だけにしか付いていない場合があります。このケースは軽症となる可能性がありますのでカギ屋さんであれば持っているキーで何とか鍵の開錠が出来る場合があります。よく鍵穴の表面を観察してみましょう。

異物詰込み・運よくキーで操作で来ても修理が必要

鍵穴の異物詰込みにあってしまったもののキーで何とか頑張ってキーが回って鍵が開錠出来た場合でも安心は出来ません。理由は異物を取り除かない限りまたいつ鍵のトラブルが発生するか分からないからです。

鍵穴の内部は複雑ですので何かの拍子に内部の異物の位置が移動してまたキーがささらない、キーが回らないというトラブルが起きる可能性は高くなります。

分解し異物除去と洗浄が必要

やはりこの場合も専門家のカギ屋さんを呼ぶしか方法はありません。そして鍵穴を分解してもらい異物を除去し、さらに内部の分解洗浄をして正常な問題のない鍵穴になるように修理してもらう必要があります。症状の程度によりますが、カギ屋さんがもし完全に異物を除去できない、そしていつまたトラブルが発生するか分からないので鍵穴の交換をした方が無難と言ってくるケースもあります。いづれにしても専門家の見解を聞くことは今後のトラブルの有無の可能性が分かりますので参考になります。

異物詰め込みの事前対策は?

残念ながら鍵穴がある限り異物詰込みの悪戯への対策はありません。犯人は何か恨みがあってやっているケースもありますし、通り魔的にただ悪戯しているケースもあります。鍵穴への異物詰め込みは一番卑怯で悪質な行為ですが、有効な対策がないという側面もあります。

火災保険でカバーされる可能性あり

賃貸でも持ち家でもほとんどのケースで火災保険に入っていると思いますが、実はこの火災保険で異物詰め込み被害の費用をカバーしてくれるケースがあります。この場合に重要なのは状況証拠(主に写真)と専門家(カギ屋さん)の見解です。

保険請求の為に行うべきこと

まず時間を確認しましょう。そしてスマホか何かで写真を撮りましょう。そしてカギ屋さんが到着したらその様子の写真も撮りましょう(※特殊工具を使っての作業中の写真は撮れないケースもあります)。実際に異物が鍵穴から除去出来た場合はその写真も撮ります。そして修理や交換した場合も写真です。

重要なのは問題発生の前・中・後の写真です。

そしてカギ屋さんからは領収書と作業内容と悪戯による異物混入が原因であると書かれた作業報告書(手書きも可)を貰うようにしましょう。それらが無いと保険会社も保険対応可能かどうかの判断が出来ず、結果的には保険請求は通りません。

注意事項

前述しましたが異物混入は恨みを持った人や近所の人が犯人の場合が多くあります。この場合は一度だけでなくその後も何度も異物混入をすることもあります。そしてその場合はだんだん手の込んだ悪質なものになる傾向にあります。この場合はエスカレートして実際に危害を加えられる可能性もゼロではありませんので警察に相談したり被害届けを出したりしましょう

まとめ

鍵穴への異物詰め込みは狙われると防ぐことがほとんど出来ないのと、犯人にとっては比較的簡単にそして時間を掛けずに犯行が出来るという被害者が一方的に不利な立場に置かれる犯罪です。万が一被害にあった時にキチンと対応して保険でカバーしてもらうこと、また二次被害にあわないようにしっかり対処する必要があります。

まずキーが鍵穴の奥まで刺さらない、もしくは奥まで刺さっているのに回らないという場合は異物詰め込みの可能性も考えましょう。異物詰め込みではない場合は鍵穴の不具合の可能性もありますのでコチラもチェックしてみてください。

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