【全部分かる】低用量ピルを買う前に女性が知っておくべき事

ピルと聞くとネガティブなイメージがまだまだありますが、実は上記のように女性にとって毎日の助けとなるポジティブな薬です。今回はピルのことをよく知らない人の為に分かりやすく解説してきます。

低用量ピルとは

低用量ピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが含まれる錠剤のことを言います。約50年前のアメリカで開発され、日本では1999年に解禁されました。正しく服用することにより99%という高い避妊効果だけでなく、生理周期の改善・生理痛、PMS、出血の軽減・お肌のトラブルの改善という効果も得られる為、世界中で使用されています。

低用量ピルが作用する仕組み

避妊効果

低用量ピルを服用することにより、体内の2種類の女性ホルモンの血中濃度が上昇します。そうすると身体が体内で女性ホルモンを出す働きを抑えようとします。その結果、排卵を抑えたり、子宮に精子が着床するのを防いだりする作用が働き避妊の効果が得られます。

低用量ピルの避妊効果は99%と言われています。これはコンドーム（80%）と比べてかなり高く、望まない妊娠を防ぐ可能性がかなり高くなります。

生理に関する悩みの軽減

低用量ピルを正しく服用することで避妊効果だけでなく、生理に関連するさまざまな悩みを軽減することが出来ます。例えば生理周期は正確になったり、生理前のイライラや気分不良は軽減され、生理痛も和らぎます。また低用量ピルには子宮内膜を薄くする作用があるため月経血量も減少します。

その他、低用量ピルには男性ホルモンを抑える作用があり、生理に伴うニキビなどの肌荒れを抑えてくれます。このように低用量ピルには様々な効果があり、その結果避妊目的だけでなくニキビや身体に多量の発毛が起こる多毛症の医療薬としても処方されていたります。

低用量ピルの副作用

低用量ピルは薬であるため副作用はあります。吐き気、嘔吐などが有名ですが、実は医学的に検証されているものではなく、体が慣れるまでの一時的な副作用と考えられています。ただし喫煙者（1日1箱以上）の場合はそのような症状や他の病気への関連があるというデータもありますのでお医者さんとしっかり相談する必要があります。

低用量ピルの飲み方と休薬期間について

低用量ピルは毎日1錠を決まった時間にコップ一杯の水と一緒に飲みます。しかし実は休薬期間と呼ばれるものが存在します。これは低用量ピルに21錠タイプと28錠タイプの2種類があることが関係します。

つまり最初の21日間が終わったらその後の7日間は低用量ピルを飲まず、その休薬期間が過ぎた29日目を初日として21日間+7日間（休薬期間）のサイクルを繰り返すということになります。

低用量ピルはどこで買えるの？

低用量ピルは病院であれば産婦人科で診察してもらうことにより購入することが出来ます。ただし低用量ピルの購入で保険が適用になるのは月経困難症・子宮内膜症などの治療目的のみになります。従って避妊や生理の悩みの軽減を目的とする場合は自己負担（保険適用外）になりますので、病院でもレディースクリニックでも大丈夫です。

現在では医師のオンライン診察（電話など）を条件に病院やクリニックに行かなくてもオンラインでも購入できるようになっており多くの女性が利用しています。

オンラインでもお医者さんの診察があるので気になることがあれば相談でき、さらに自分に適した低用量ピルを選んでくれるので安心です。また中身が分からないように化粧品として配送してくれるところもありますので人の目を気にしなくていい点がメリットです。

低用量ピルって高いの？

低用量ピルの値段は種類によって異なりますが、国内正規品は1錠100円~300円前後です。国内正規品でも1ヵ月分が3,000円程度から試すことが出来ますのでもし避妊対策や生理の悩みがある人はお医者さんと相談して購入してみると良いかと思います。

まとめ

今回は下記の低用量ピルについて解説しました。

• 高い避妊確率
• 生理に関する悩みの軽減
• 副作用の可能性（特に喫煙者）
• 服用の仕方と休薬期間
• 購入方法（オンラインも）

低用量ピルは国から正式に認められた薬です。もし避妊方法や生理について悩んでいる方は一度服用してみて自分に合うかどうかを確かめてみると良いでしょう。

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