
普通はあまり見かける機会のない「Show Cause Order」。裁判関係を含む公的機関やその他様々な機関や起業などの公式文書のタイトルとして使われることのあるこの「Show Cause Order」の意味についてお伝えします。
意味
日本語に直訳するのは少し難しいですが、噛み砕いて「Show Cause Order」の意味を説明すると以下にようになります。
Show Cause Order を求めたA側が特定のアクション(命令や罰則等)をShow Cause Order を求められた側(B側)にするべきではない理由を説明せよというものです。
何か問題が発生した際にその原因もしくは重大な関係があると考えられている相手に反論もしくは意見を言う機会を与えているということになります。一部で理由開示命令と訳されている理由は上記のような背景があるからになります。
使われ方
「Show Cause Order」の文書の文中には「clarify why ○○ should not be △△」という感じの一文があることがほとんどです。これは「○○が△△されるべきでない理由を明確に」という意味になります。
clarifyの部分は explain(説明) や justify(正当化)など内容によって別の似たような動詞が使われることがあります。また△△は動詞の過去分詞系になります。
全てではありませんが、だいたいこんな感じで使われます。
おまけ
「Show Cause Order」は基本的にそれを受け取って○○日以内に返事をするように指示されています。また「Order to show cause」とも呼ばれることがありますが、意味は同じになります。
もしShow Cause Orderを受け取っている状態であれば過去のあなたの何かしらの行動等が問題視されて厳しい立場にあるという段階にあると考えられます。Show Cause Orderを受け取ることとなった理由の正当性がないことを証明する必要がありますので、正確にそして適切に対処する必要があります。弁護士に相談するなどしっかり対応しましょう。