【売上直結】HP内に設置する問合せページまでの導線

問合せ数を増やす方法

ホームぺージから売上を生み出す為には問い合わせや注文ページへしっかり誘導する必要があります。同じサービスや商品を扱っても、その導線の有無で訪問者が実際に問合せや注文といった行動を起こすか起こさないかの結果が大きく異なります。

最初に理解すべきこと

最初に前提として知っておくべきことが2つあります。一つ目はあなたのHPに初めて訪れたほとんどの訪問者が、HP上の商品やサービスに特別な興味を持っている訳ではないということです。ありもちろん興味がゼロという訳ではありませんが上手に誘導しないと簡単には行動を起こしてくれません。

二つ目はほとんどの訪問者は最初からHPの隅々、また一言一句を読むことはないということです。

インターネット上での訪問者へのアプローチは実店舗での接客とは異なり、直接的に背中を押すことは出来ません。この過程を導線で補うことが問合せ件数を上げるポイントになります。

Zの法則

実は人々がHPを見て短時間で内容を把握しようとする時の目線はZの動きをすることが分かっています。ちなみにこれはHPのみに該当することではなく、資料やパンフレット等でも同様で人間の無意識の行動パターンです。

具体的なZの目線は最初に画面の左上、次にそのままの高さを保って右上、その後は斜め左下まで行き、最後にそのまま右へスライドし右下、という動きをします。動きに沿って問合せページに繋がる見えない導線を設置します

具体的な説明に進む前に先に導線を設置した最もシンプルな弁護士事務所のサンプルHPをご覧ください。

問合せ件数が増えるHP
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一見普通の見慣れたHPですが、ちゃんと導線が設置されています。ではここから詳しく説明します。

左上はロゴがベスト

シンプルでデザイン性に富んだロゴは会社のイメージを象徴、向上させるだけでなく、ロゴを見ただけで会社を認識される役割も持ちます。

まずはHPの左上に会社のイメージにあったロゴを設置しましょう。もしデザイン的にこだわりがある場合は上部中央でも可能です。左上に何もなかった場合、視線はそのまま右へ流れます。

右上付近には問合せリンク

右上には問合せページへのリンクを貼った画像やアイコンで表示しましょう。すぐに問合せを行う人はいませんが、問合せの場所を認識してもらう為と、探しやすくする為です。

共感と安心エリア

左上から右上へと行った視線は左下へ向けて斜め下に降りていきます。ここでは訪問者への共感を表しましょう。共感の部分は販売している商品やサービスにより様々ですのでしっかり考える必要があります。

サンプルの弁護士事務所などであれば、「弁護士への依頼は初めてで気が引けるし費用が心配」という不安への共感から「メール相談は無料・強引な勧誘は行いません」という安心へ持っていきます。

一番効果的なのは画面に大きくアイコンなどを使って視覚的に分かりやすく表示することです。

解決策エリア

その後、訪問者の目線はさらに下へ向かいます。そこでは訪問者が満足できる商品やサービスをアピ―ルします。先ほどの弁護士事務所の例であれば、離婚問題や債務整理、交通事故示談、労働訴訟など様々なケースに対応していることを視覚的に示し、訪問者にとって助けとなる存在であることを表します。

HP訪問者目線をそのまま常に下へ下へと流れていくように意識しながら、売れ筋商品や好評サービスなども簡潔に紹介します。

下部には問合せ

ページの下部には問合せフォームへのリンクをボタン形式などで設置しましょう。ここまで来た場合には訪問者は再度細かくHP内の各ページを確認したりします。ただどのページの下部にはいつも問合せぺージへのリンクボタンがあるようにします。

またページの上に戻ったとしても右上には同様に問合せへ繋がるリンクが設置済みですので、訪問者がどのページのを閲覧していてもスムーズに問合せが出来る状態を維持出来ます。

右下はよくある質問

HP訪問者の目線はPCでもスマホでも上から最終的に下へ向かいます。下に問合せボタンがあると言っても、そんなに簡単に問合せは行われません。従って最後にひと押ししてあげる必要があります。

それがよくある質問ページです。これをボタンの付近、もしくは左のサイドバーの下部に設置しましょう。実は訪問者が具体的な質問を持っていないケースでもこのページを確認する行動はよく見受けられます

理由は他人の質問は共通して自分の質問になり得るからです。このよくある質問ページの出来が良い場合に訪問者のHPへの信頼度はぐっと上がり、逆に不出来な場合は離脱の大きな原因になりますので、初めての訪問者が気になるであろう疑問を自分で作り、明確に答える必要があります。

お客様の声

過去のお客様の感想も訪問者に安心を与えるという役に立ちます。ただ人々はそこに記載されていることが捏造されたものである可能性を常に疑っているということも忘れないようにしましょう。

本当に過去のお客様からもらったポジティブな感想や言葉をそのまま掲載するのがベストです。いろんな媒体経由でお礼やポジティブな感想をもらうと思いますが、メールならメールの画面そのまま、SNSのダイレクトメールならそれをそのまま掲載するのも信頼度を向上させる戦略の一つです。

まとめ

主にホームページの訪問者への問合せまでの誘導方法と導線についてお伝えしました。これはホームページの内容やデザイン自体にも影響を与えると思いますが、訪問者が多いのに成果につながっていない場合はこれらを意識して改善する必要があります。

HPの初訪問者はまだ見込み客にもなっていないこと、また念入りにHPを見ずにZの目線の動きで短時間でHPの内容を把握しようとすることを忘れないようにしましょう。

あと問合せページには「お問合せは無料です。お気軽にご連絡下さい。」や「お急ぎのところ申し訳ありませんが、返信は48時間以内に行わせていただきます」といった文言も忘れずに記載するようにしましょう。

HPの分析方法
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