【2021年】Google新アルゴリズム「Passage」への具体的な対策

検索エンジンが表示する検索結果へ影響を与えるGoogleのアルゴリズム。2020年後半に発表されて2021年に向けて全言語版で採用されることが決まった「Passage-Based Indexing」についての対策についてお伝えします。

結論を先にいうと対策不要

この「Passage-Based Indexing」に対してどのように対策するか。気になるところだと思いますが、基本的に対策する必要はありません。Googleもこのように言っています。

公式ツイッターより

クリエイター(サイト作成者)は特別何かする必要はありません。引き続きグーグルのアナウンスに注視しながら質の良いコンテンツ(記事)作成に注力しましょう。
いくつかのケースにおいてGoogleはコンテンツ検索においてより良い仕事が出来るかもしれません。これに関してクリエイターに求められる追加作業はありません。(意訳)

必要なこと

基本的には今まで通り質の良いコンテンツをしっかりと作成することが求められています。しかしそれはただ内容が良質というだけではなく最低限で基本的なSEO対策は求められます。それに関してはこちらに詳細を書いてますので確認出来ます。

では新アルゴリズム「Passage」とは何なのか?

新アルゴリズムでは「Passage-Based Indexing」という機能が検索エンジンに追加実装されたということになります。「Passage」とは文章構造における一部分(節)のことを指します。つまり今後はコンテンツ(ページ)全体の趣旨だけでなく、コンテンツ内に書かれているユーザーが検索した「キーワード」と関連する部分を抽出し、それが検索順位を決める一つの要素となるということです。

要するにグーグルとしては記事内に部分的にでもユーザーが検索したキーワードと関連する内容が記事内に書かれていて、それこそがユーザーが求めているものではないか、という記事を検索結果に反映させたいということです。

ただ注意すべき点はこれが全てではなく検索順位を決定づける多くの要素の一つということです。

ユーザーの検索キーワードにより適切に対応

Googleは一貫して広告主とユーザーの満足度を高めるようにしています。このユーザーの満足度はユーザーエクスペリエンスと言われます。ユーザーがとあるキーワードで検索した時に求めている情報に早く到達できることもその内の一つです。

たとえば黒く変色したバナナを食べても大丈夫かということを知りたい場合には「バナナ 黒色 食べれる」という感じで検索すると思いますが、その時に「バナナとは…」みたいなタイトルと内容が長々と書かれているページを表示させるのではなく、「バナナは変色しても大丈夫」ということが書かれた部分を抽出して表示してくれる可能性があるということです。

まとめ

今回の「Passage-Based Indexing」という新テクノロジーによって検索キーワード(クエリ)への検索表示結果が7%向上するとGoogleは言っています。7%のサイトに影響を与えると書いている記事も見受けられますが、実際は検索表示結果の質が7%上がるという方が正しいです。

ユーザーにとって有益で質の高い記事を書いてきた場合は特に行うことはありません。むしろ今までユーザーに届かなかった記事がユーザーに届きやすくなっていくはずです。

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