
以前の会社では部長をしていました
やっとこぎつけた面接でそう発言して撃沈したベテランサラリーマンも多い昨今。世の中に部長は腐るほどいますし、部長だから何をしてきたの?ってなるのは当然だと思います。
若手だって働いても働いても豊かになれずコキ使われるだけでの消耗品扱い。仕事に嫌気がさして毎日嫌々働いている人も多いと思います。かと言って転職しようにも特別な資格やスキルもないので同じ業界に入り直すか、別業界にチャレンジしても年収も待遇もだだ下がり。今はそんな世知辛い世の中です。
ではどうすればいいのか?フリーランス?いやそんなに甘くないです。ただし1年後を見据えて準備することは可能です。
自分の時間を確保して実績を作る
仕事を既に辞めた人も、今はまだ働いている人も皆さん日々いろいろとやることがあって忙しいと思いますが、まず自分で何かを始める時間を取れるか考えましょう。もし1日1時間すらそんな時間を確保出来ないという場合は社畜中の社畜か、何かを変えたいという気持ちすらない人かと思います。なので会社に依存して適当に働いて定年まで会社が潰れなければラッキー、もし潰れてしまったりリストラされたら地獄です。
1日最低1時間、これが自分の都合で働くフリーランスを目指す為の最初のステップですのでこの時間は最低確保しましょう。特別な資格やスキルはこの段階では不要です。
なぜ社会において実績が必要なのか?
フリーランスとしてやっていく為には実績は必要です。これは知らない人を評価する際に実績以外で判断する基準がない為です。あなたがどんなに心が清らかで誠実に仕事をする人だったとしてもそんなことは他人には分かりません。
例えばあなたが10万円の予算で大切な仕事を誰かに依頼したいと思った時に「過去に実績ありの人」と「始めたばかりですが精一杯頑張ります!という人」のどちらに依頼しますか?ほとんどのケースで前者を選ぶと思います。
実績なくしてフリーランスになって自由に生きるということは無理というか無謀です。ちなみに勤めていた会社で得た実績というのは本当の実績ではありませんので注意して下さい。会社では会社という後ろ盾とビジネスの仕組みが既に確立されているから従業員が働いてお金を生み出せるようになっています。
フリーランスは基本はゼロからのスタートです。信頼もクソもありませんのでフリーランスになった途端に困らないようにする為に本当の自分の実績を準備する必要があります。
相手を安心させる実績とは
実績にはそれを証明するものが必要です。現在はネットやSNS上でフリーランスになって月収100万円とか総資産1億円になったとか言っている人がいますが、99%ウソです。だいたい総資産1億円の人は忙しくてそんなにSNSの更新も出来ませんし、年収が低くて困っている人を相手にしません。ほとんどのケースで商材かなんかを売りつけるターゲットを探しているだけです。私も過去に8,000円の商材を買ったことがありますがクソでした。騙されないようにしましょう。
話がそれましたが実績というのは自分で仕事を取ってきて完了させたというものです。ちなみにフリーランスというと資格取得に走る人が一定数いますが、行政書士やファイナンシャルプランナーならまだしも、ちょっと勉強して取れる資格とか認定とかは助けになりません。だいたい資格を取ってその業界にフリーランスとして挑戦してもそこには資格ありきの世界が広がっていますので実績は資格とは別に必要になります。
実績というのは自分の力で仕事を取って来て完了させて報酬をもらったこと、あとはその件数です。フリーランスになりたければ会社を辞める前に副業として自分の実績をたくさん作っておきましょう。もし既に会社を辞めてしまっている人は何かで働きながら食いつないで自分の時間を作って実績作りも両立しましょう。
特別なスキルがない人だって出来る
この記事は冒頭の部長やってましたという人みたいな本当の意味でスキルも実績もない人向けですので、そんな人でもこれから実績を作っていける方法をお伝えします。
まずはゼロから1を生み出す
例えば明日すぐに100円稼げる人というのは少ないです。もちろん日雇いバイトしたり、メルカリに出品すれば稼げると思いますがそれでは意味がありません。100円を誰かにお願いして恵んでもらう以外のやり方で、仕事の対価として他人に払ってもらうのはたった100円でもほとんどの人が無理でしょう。その理由は100円でも商売として成立させなくてはいけないからです。
フリーランスは営業から始まり、市場開拓・提案・クロージング・契約・仕事完了まで全部自分という信頼と実績を担保にやる必要があります。そしてその信頼というのは実績なくして簡単に手に入りません。
実績を得る方法
例えばフリーランスのコピーライターになりたい場合は実際に企業などで採用されたキャッチコピーなどが実績です。「一生懸命頑張ります」では仕事になりませんので注意しましょう。イラスト系デザイナーの場合も同じで自分がデザインしたイラストやロゴが実績です。
ただし自分で仕事を取って来て自分が持っている力だけを使って完了させたものが本当の実績ですので、働いている会社で営業さんが取ってきた仕事をこなして納品したというのはフリーランスの実績としては欠けています。
なぜなら私が発注主の場合は、魅力的な提案をしてくれるのか?依頼中のコミュニケーションは問題ないのか?納期はちゃんと守ってくれるのか?などの仕事を完了させるまでの重要な部分も重視するからです。フリーランスというのはこのように対応しなければならないことがたくさんあります。
フリーランスの登竜門
フリーランスの準備の第一歩は今までお伝えしたように「自分という個人で仕事を取りに行って依頼主が満足するレベルで仕事を完了し対価を得ること」です。この1件があなたの本当の実績です。この実績を手に入れるまでには今まで会社勤めではやってこなかった範囲の業務も自分で行わなければなりません。
営業系の人は提案は出来て仕事は取れても技術が追い付かない、技術系の人は仕事さえあれば出来るのに肝心の仕事が取れない。この足りない部分をこれからの準備期間で埋めていくことが目標で、実際にやってみて実績を得ることを目指します。
本当に自分がフリーランスとしてやっていけるかをまず試してみることが大切になりますが、フリーランスの登竜門として有名なクラウドワークス
や ランサーズ 、ココナラ
を使ってみましょう。これらには熟練のフリーランサーから初心者まで凌ぎを削っていますので自分の今の立ち位置が分かり、なにが出来るのか、また何が出来る可能性があるのかが分かるようになります。
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これらを使う場合は最初は稼ぐことを重視するよりも自分がどんなことが出来るのか、またたくさん依頼を受けられるようになるにはどうすればいいかなどを学ぶことを重視した方がいいです。そうして行く内に実績も多くなり、直接依頼の指名をしてくれる人も増えます。
これらの媒体からの仕事はフリーランスになってからも収入源として確保出来ますし、こんな仕事をしたという実績にもなります。また特別なスキルがない人がフリーランスとして働くということはどういうことなのかを肌で感じることができ、また自分には何が足りないのかを知るヒントも得ることが出来ます。