
スーツケースの鍵が開かない!今回はそんな時にスーツケースの種類別に確認することと対処法についてお伝えします。
南京錠式のスーツケースの場合

スーツケースの鍵が小さな南京錠式でそのカギ(キー)を失くしてしまった場合はすぐに近くのホームセンターへ行きましょう。小さな南京錠ですのでそれなりのサイズのワイヤーカッターでバチっと簡単に切断出来ます。もし新しい南京錠が必要であればサイズの合うものを購入すればスーツケースを傷つけることなく再度以前と同じように使用できます。

カギ屋さんを呼ぶと99%の確率で壊さずに簡単に開けれくれます。ただ料金は最低でも1万円前後しますし、カギ(キー)が1本もない場合はその南京錠に合うカギを作成するともっと費用が掛かります。ですのでワイヤーカッターを自分で買って南京錠を切り、新しい南京錠を付けた方が経済的です。
カギ穴式スーツケースの場合

スーツケースの鍵穴はほとんどの場合TSAロックというものが付いています。これはアメリカやハワイに行った際の荷物検査の際に空港職員の持っている特殊なカギ(キー)で解錠することができ、不審な荷物のチェックを行えるようにするセキュリティ上の理由からです。このようなカギ穴式スーツケースの場合はカギ屋さんを呼んで開けてもらうことが一番現実的です。
漫画やTVのように自分で針金などを使って開けようとすることはやめましょう。鍵穴が壊れたり、針金が折れ込んだりしてカギ屋さんでも開けられなくなってしまう恐れがあります。費用は掛かりますがカギ屋さんに来てもらって作業してもらうのが一番です。※スーツケースは持ち運べますので直接カギ屋さんに持っていくと出張料金が不要になりますので費用を抑えることが出来ます。
サムソナイト製の昔のスーツケースは特殊なキーを使用しています(持っている人はそのキーの見た目ですぐ分かると思います)。その為、これに関しては特殊でカギ屋さんでもすぐに開けられるとは限りませんので注意が必要です。連絡する際はサムソナイト製の特殊キーを使っていると伝えた方がいいでしょう。
ダイヤル式のスーツケースの場合

最後にダイヤル式の鍵が付いたスーツケースが開かなくなった場合です。この場合は以下の3点が考えられます。
- ダイヤル錠が壊れた
- 暗証番号の記憶違い
- 暗証番号が何らかの拍子に変わってしまった
意外と多いのが暗証番号の記憶違いです。またスーツケースのダイヤル暗証番号はちょっとした操作で変更できる仕様になっていることもありますので最後に使った時に変わってしまったことも考えられます。ダイヤル錠が壊れていなければ実は誰でも開けることが出来ます。
勘のいい方なら分かると思いますが、暗証番号が3桁ですので000から999まで順番にダイヤルを合わせればいつか必ず開きます。時間に余裕がある人にしか出来ませんがお金を節約出来ます。ただし1回1回丁寧にやらないと全部ダイヤルを合わせたのに開かないということになってしまいますんで注意が必要です。
暗証番号が4桁でも理論は同じですが、0000から9999までの全パターンを集中力を維持してダイヤルを合わせ続けることはかなり大変ですのでどうしても自分で何とかしたい人以外はやらないほうがいいでしょう。でも不可能ではありません。
ダイヤル合わせを始めるのは000(0000)からがいいですが、その前にまずは記憶している暗証番号を中心に試して見た方がいいでしょう。例えば「503」と記憶している場合は「603/403/703/803/513/523/533/501/502/504/505/402/301/514」などです。
思い入れのあるスーツケースの場合
先程お伝えしたTSAのカギ穴式のスーツケースの場合はカギ(キー)がなくてもカギ屋さんは開けられますがキーを作製することは出来ません。技術的には作製可能ですが、これはTSAの鍵穴システム構造上、作製したキーで他の全く違うスーツケースの鍵も開いてしまう可能性がある為です。
新しいスーツケースを購入するのが一番手っ取り早いですが人によってはスーツケース自体に思い入れがある場合もあると思います。その場合はスーツケースに巻き付けるダイヤル暗証番号付きのバンドを使うと鍵付きスーツケースとして再度使用できます。
まとめ
今回はスーツケースの鍵が開かないというトラブルの対処法についてお伝えしました。急いでいる場合や確実に開けたい場合(万が一鍵が壊れている場合も含めて)はカギ屋さんにお願いするのが確実です。ダイヤル式の場合でも5分から30分以内くらいには開けてくれますし、南京錠式やカギ穴式の場合は早ければ数十秒です。