【2021年版】フィリピンで銀行口座開設と注意点

フィリピンで銀行口座開設方法

フィリピンで長期滞在する際に銀行口座がないと不便です。海外キャッシング可能な日本のATMカードを使ってATMからペソを引き出せますが1回の操作で上限が10,000ペソまでで手数料が200~250ペソかかってしまいます。今回はフィリピンで銀行口座開設(銀行デビットカード付)の最新情報をお伝えします。

口座開設出来る人

数年前は外国人登録証(ACR-Iカード)とパスポートがあれば口座開設出来ましたが、現在はその二つでは出来なくなりました。この為、事実上観光客(通称ツーリストビザ)はフィリピンで口座開設は出来ません。

一般就労ビザ(9g)やリタイヤメントビザ(SRRV)、結婚永住ビザ(13a・13b)、その他(クオータービザ・投資家ビザ)を保有している場合は口座開設可能です。

必要なもの

口座開設に必要なものは先程お伝えした各種ビザの保有を証明できるもの、パスポート、各銀行の最低預入金です。もしフィリピンの運転免許証などの公的な身分証明書を持っている場合はそれらも持っていくとスムーズです。

フィリピンでは口座開設に伴いATMで使える銀行クレジットカードも可能ですが、一般的にはデビットカードになります。また最低預入金額が各銀行に設定されていますのでそれを口座開設時に預入れする必要があります。
※最低預入金額は口座維持費という意味合いでもありますが各銀行により料金は異なります。目安はだいたい3,000~10,000ペソとなります。

口座開設にかかる期間

ほとんどの銀行が即日口座開設可能です。あと銀行デビットカードは即日もしくは数日~2週間程度かかる場合があります。

ATMの引き出し上限/日

先ほど日本のクレジットカードを使ってフィリピンでキャッシングでペソを引き出すことも可能とお伝えしましたが、その場合は1回の取引で上限10,000ペソ(手数料200~250ペソ)になります。10万ペソを引き出したい場合は10回操作を行えば可能となります。(手数料が高くなりますが…)

フィリピンで口座開設した際の銀行ATMカード(デビットカード)はATMの操作では1日に引き出せる上限があります。銀行によってさまざまで、年々少なくなっており、10,000~30,000ペソ程度です(手数料は0~10ペソ程度)。

高額を引き出す場合は銀行窓口であれば可能です。その際にカード番号ではなく口座番号が必要になりますので控えて行くか、分からなければ銀行員に聞きましょう。あと公的身分証明書も必要です。

ATMでは1日の引き出し上限がある為、銀行窓口で引き出しに行くことがあると思いますので口座開設に関しては自分にとってアクセスのいい銀行支店、また出来るだけ毎日混雑していない銀行を選びましょう。

銀行選びと口座開設の注意点

実はフィリピンにはたくさんの銀行があります。そして毎年のようにたくさんの銀行が潰れていますので注意が必要です。口座開設時は規模の大きく、知名度のある銀行を選びましょう。

フィリピンでは銀行が潰れた際に保護してくれる預金金額は50万ペソとなっています。日本円にして約100万円程度ですので大金を預ける場合は念の為のリスク管理として複数の銀行で口座開設することをおすすめします。

またオンラインバンキングを利用できる銀行を選びましょう。フィリピンではどのオンラインシステムも使い勝手が悪く、頻繁にメンテナンスをしていたりしますので複数の銀行口座を開設した後にその中で使いやすいオンラインバンキングシステムの銀行をメインに使用するとストレスは軽減されます。

銀行口座が開けなくて困っている場合

冒頭に口座開設にはある程度のグレードのビザを保持している必要があると書きました。観光(ツーリスト)ビザでは原則口座開設は出来ません。

おすすめする訳ではありませんが、フィリピンの各種銀行で口座開設する場合はだいたい担当デスク(行員)がその手続きを行いますのでその人と知り合いになったりすると便宜を図ってくれることもあると思います。

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