
発展途上国の多くの人々の生活はとても不安定です。そして生活の中心基盤となる家と食事が無くなると路上生活になってしまいます。ではそれとフェアトレードがどのような関係にあるのかをお伝えしたいと思います。
フェアトレード
フェアトレードとは簡単に言うと発展途上国で不安定な生活をしている人々の生活基盤を安定させることです。しかしただの支援ということではなく自立をサポートする支援になります。そしてトレードという言葉が示す通り「商品」がその役目を果たします。
生産者と商品
商品を作るには必ず生産者が存在しますが、発展途上国の場合は生産した商品が適正な価格で購入されなかったり、劣悪な労働環境だったります。フェアトレードではそれらを改善することで生産者の収入と生活環境の向上を目指します。
生産者の問題
実は生産者側にも問題はあります。それは安定した生活や自立に対して取り組む姿勢と意識です。安い労働力、そして安く買い叩かれることが悪い商慣習となっている為に抜け出そうとする意識とアイデアがありません。そこから派生する形で自らの生産品へのこだわりもないことも多くなります。つまりただ作るだけで技術の向上や品質の向上にまで考えが至ることがないのです。
フェアトレードは品質の悪いものをいつもより高く買ってあげることではありません。
あくまで良いものを適正な価格で購入してあげるのがフェアトレードですので生産者の意識と技術力の向上が必要になります。そのことを生産者自身に理解してもらうことは欠かせません。
良いものをしっかりと作れば公正な取引が出来て、それにより収入も増えて安定した生活基盤を手に入れられる、というのがフェアトレードの目的です。
支援出来る事
人々はこのようにフェアトレードによって市場に出た商品を購入することによって間接的に生産者の支援が出来ます。彼らが生活の安定を望んでそれを叶える為に新しい努力をした産物が商品であり、それを気に入って適切な価格で購入することがサポートになります。
フェアトレードを扱うこと
フェアトレードを実現させるのは簡単ではありません。しかし世の中には志を持ってそれに取り組む団体があります。発展途上国の実情を知っている人であれば共感できる部分は必ずあると思います。またそれらの国の問題点が子供達の教育環境からも起因しているということもすぐに気付きます
教育
子供の教育はとても重要です。教育は知識についてだけではありません。教育を通じてモラルも学びます。ただその教育環境が整っていないと世代が変わっても延々と悪がはびこる世の中になります。
最後にフェアトレード商品を扱い、さらにその売り上げの一部をその国の教育支援として援助する団体クラフトエイドを詳細したいと思います。
フェアトレード事業
クラフトエイドはアジアの発展途上国の女性が仕事として手作りで作った服飾雑貨やアクセサリーを展開するフェアトレード事業を行っています。少しでもそこで働く女性達を支援と子供達の教育環境改善に関心がある人はウェブサイトを見てみてください。そして気に入った商品があれば購入してみてください。