
美しい自然が残るフィリピンでドローンで空撮したいと考える人向けにフィリピン国内のドローン規制法について解説します。また後半は私が実際にフィリピンでドローンを使った体験談もお伝えします。
ドローン規制法の概要
フィリピンではドローンは無人航空機(RPA:Remotely Piloted Aircraft)として扱われ、行政機関であるフィリピン航空庁(CAAP)が定めた規則に準じる必要があります。ここでは一般の人が私用目的でドローンを飛ばす場合に必要な重要規則を紹介します。
フィリピンでドローンを飛ばした結果
私はDJI製ドローンを2台持っていて、趣味で空撮をしますがフィリピンでも飛ばしたことがあります。飛ばした場所はマニラ首都圏などの大都市部ではなく地方都市や田舎ですが、その時の経験を少し紹介します。

誰もチェックしない
フィリピン人はそもそも自国の法律を知らないことが多く、ドローン飛行規制に関することになるとほぼ無知です。おそらく警察も分かってないと思います。
DJI製のドローンは飛行禁止エリアがアプリで表示されるので自動的に空港付近は飛ばすことが出来きませんが、それ以外の場所はどこを飛ばしてもまったく注意されることはありませんでした。そもそも警察官もあまりいません。
完全な自己責任
そんな感じですので、学校上空や住宅街もどこでも飛ばそうと思えば飛ばせます。ただ何かあった場合は完全に自己責任にですのでやはり少しでも危険なエリアは注意控えた方がいいと思います。
人が集まる
フィリピンではまだドローンは珍しく、人目があるところで飛ばすと必ずと言っていいほど大人も子供も集まります。なので操縦に集中したい時は人目に触れないような場所とタイミングで飛行することをおすすめします。
また離陸、着陸の際に子供が寄ってくることもあるので出来ればプロペラガードがあった方が安心です。
障害物多し
これはドローン飛行において基本ですが、飛行予定エリアの障害物の確認を事前に行いましょう。特に電線や、電力ケーブルなどが木などに隠れていることがよくあります。また空が広いので鳥の集団にも注意しましょう。
入国する際の注意点
フィリピンの空港職員の荷物の扱いは荒く、さらに時々中身の一部が紛失することもありますので高価なドローンは紛失や破損などを避ける為に出来る限り飛行機の機内持ち込み手荷物にした方がいいと思います。
特にバッテリーのリチウム電池は制限がありますので基本的に預け荷物は不可です。また機内持ち込み手荷物でも大量の数のバッテリーは避けるか、事前に確認した方がいいと思います。
まとめ
フィリピンはドローンの飛行規制はあっても比較的緩いです。また監視している人がいる訳でもなく、住民も特に苦情を言うということはないと思いますので全て自己責任です。
ただ万が一、警察や住人にドローン飛行に関して注意されたら素直に聞き入れましょう。よほど重大な規則違反をしていなければ注意だけで済むことがほとんどだと思います。