【猫の病気】愛猫が尿路結石になったら(症状と対策) – PHILESSONブログ

【猫の病気】愛猫が尿路結石になったら(症状と対策)

ネコの尿路結石

人間とネコの関係を辿っていくと約1万年前の中東の砂漠地帯に辿り着きます。ここに生息していたリビアヤマネコという猫が人間の収穫物を狙うネズミを追いかけて来て人間と猫の共存が始まりました。そこから長い時間をかけてネコはペットとして世界中に広がっていったと言われています。

ネコの尿路結石1
リビアヤマネコ

砂漠という水場の少ない場所で生活していた名残で現在のネコはたくさんの水を飲まなくても生きていける体質を持っていますが、その体質のせいで肝臓に負担がかかり尿路結石などの病気にかかりやすくなっています。

尿路結石とは

尿路結石とは、尿管、尿道、膀胱で結晶や結石が出来てしまう病気です。原因はミネラルの過剰摂取によって尿のPHバランス(酸性・アルカリ性)が崩れてしまうことが大きな原因の一つです。一般的にメスよりオス、また太っているネコがなりやすいと言われています。

猫の尿路結石の症状

私の実家で飼っていたネコ(オス・当時9歳)が尿路結石になった時は頻繁にトイレに行くけどオシッコが出ない、ニャーニャーとよく鳴いて何か様子がおかしいという感じでした。そしてトイレ掃除の時に猫砂を見て血尿が出ていた形跡があったので病院に連れて行き尿路結石が判明しました。

治療

その時は療法食でその結石を溶かすことで治りましたが、症状の度合いによっては尿道口からカテーテルを入れて流し出したり、手術によて直接結石を取り除く場合もあるそうです。

猫の尿路結石は再発しやすかったり、膀胱炎など他の病気になったりもしますので再発防止の対策が必要になります。

飲み水の重要性

ネコ 尿路結石

結石の原因の一つに水分不足があります。ネコが1日に飲む水の量は体重1kgに対して30~50mlです。もし水分が不足するとオシッコの濃度が高くなり結晶が出来やすくなります。清潔な水飲み場を用意してあげていつでも綺麗な水が飲めるような環境を整えてあげましょう

水道水でも大丈夫?

ネコに一番適した飲み水は中性(pH7)ですが、日本の水道水の基準はpH5.8〜8.6となっていますので問題は無いと言われています。一番注意するのはミネラルの多い硬水は避けるということです。

飲みやすさと清潔さを兼ね備えたネコ用の製循環式給水器があるとネコちゃんも喜びます。

より適した水は

水道水は有機化合物を含んでいますが、人が飲んでも大丈夫なようになっています。ただやはり人間を基準にしていますので体が10分の1以下のネコには内臓に負担がかかる可能性があります。従って最も適切なのは小型犬やネコ用に製造された水です。不純物を取り除き、動物が本来持つ抵抗力・免疫力を高めてくれますのでより健康的で安心です。
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キャットフードにも注意

尿路結石になる/なった理由は必ずしも水分不足が原因とは言い切れません。特に注意すべきはキャットフードで、一度尿路結石になったネコがいつものエサを食べたら再発したというケースも多くあります。

なるべくエサは本来キャットフードには必要のない人工香料・着色料・保存料を一切使用していないものをあげるようにしましょう。さらに尿路ケアも考えられたキャットフードだとよりネコにとっては健康上安全です。

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まとめ

まずネコが尿路結石になったと思った場合はなるべく早く病院に連れて行ってあげましょう。普段の生活は水とキャットフードに気を使い、肥満防止の為に遊んであげるなどして適度な運動も忘れないようにしましょう。可愛い愛猫ちゃんが少しで健康で長生き出来るようにするには飼い主の普段のケアが重要になります。

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