【知らないと死亡事故も】フィリピンの海で遊ぶ時のアドバイス – PHILESSONブログ

【知らないと死亡事故も】フィリピンの海で遊ぶ時のアドバイス

フィリピンビーチ注意すること

フィリピン旅行でマリンレジャーをする人は多いと思います。ホテルのプライベートビーチやローカルビーチに行く人、またアイランドホッピングツアーやダイビングなど、綺麗な海で遊ぶことの出来るフィリピンですが、毎年死亡事故は起きていますので注意が必要です。

フィリピンの天候は変わりやすい

2~4月の乾季の時期はそれほどではありませんが、それ以外の時期は突然スコールとなることがあります。また雨季である6~12月の曇っている日は海でボートなどにのっていると肌寒いことがあります。多めのタオルや上着を持参しましょう。

ホテルのプライベートビーチ

リゾートホテルのプライベートビーチの場合は、すぐ部屋に戻れるので天気の急変に対応しやすいです。宿泊客はバスタオルを借りれることが多いですが、ホテルのグレードによっては貸してくれませんので念の為1枚持参すると安心です。

ローカルビーチに行く人

フィリピンにはたくさんのローカルビーチがありますが、そこへ行く場合は知っておくべき注意点がいくつかあります。

無料ではない

多くのビーチで入場料(エントランス料)がかかります。通常数百円(50~200円)ですが、ビーチにあるコテージなどを使用する場合には別途300~1,000円くらい必要になります。

食料品を売っていないビーチも多い

特に外国人の観光客が行かないビーチでは売店などが何もない場合が多いです。その為、熱中症対策の為にも最低限ペットボトルの水は事前に買って持参しましょう。

ライフガードがいないビーチもある

入場料はあってもライフガードがいない場合も多いです。またいたとしても、日本のように訓練されていない場合がありますので、海の事故には十分注意する必要があります。
特に離岸流が発生するビーチは死亡事故につながりますのでより一層の注意が必要です。

離岸流には要注意

離岸流とは海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことで、泳ぎに自信のある人でもその流れに逆らって岸方向に泳ぐことは困難です。発生場所の特徴は、海岸が外洋に面している場所、遠浅で海岸線が長い場所、近くに人工構造物がある場所です。

離岸流

巻き込まれると溺死の可能性もある

離岸流はいつ、どこで出来るか普通は予測できません。気がついたら巻き込まれて、一気に足の届かない沖に流されて、慌てて戻ろうとしてもそれが出来ずに最終的に体力が無くなり溺れます。これはフィリピンに限ったことではありませんが毎年多くの人が離岸流により命を落としています。

対処法

急に沖に流されてしまう事態があるということを知り、万が一の時もパニックにならないことが第一です。
岸に向かって泳ごうとせず、岸と並行方向に向かって泳ぎ、離岸流発生ゾーンから脱出しましょう。そして沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かいましょう。可能であれば助けを求めるようにし、泳ぎに自信のない方は、無理に泳ごうとせず浮くことに専念しましょう。

離岸流仕組み
真ん中が危険な離岸流ゾーン。その左右は安全なのでそこに向かって横に泳ぐ

一番確実なのは浮き輪を使うことですが、フィリピンのビーチではレンタルは出来ませんので持参する必要があります。

荷物に注意

鍵付きのロッカーがあるビーチはフィリピンではほとんどありません。ロッカーもないところがほとんどですので、盗まれないように貴重品の管理をしっかりしましょう。

スマホの水没対策

スマホで撮影する時に水没対策をしっかり行いましょう。持ち運ぶ際は下記のような防水バックに入れるとより安心です。

スマホ水没対策

もし今後も海に行ったりマリンレジャーを行う予定がある人は防水のアクションカメラを購入し持参すると水を気にすることなく、旅行中の動画なども気軽に撮ることが出来ますのでより便利です。

海でもカメラ

ウミヘビに注意

危険なウミヘビ
シマ模様が多いウミヘビ

フィリピンの海でもよく見かけるのが毒を持っているウミヘビです。見かけた場合は刺激せずに離れるようにしましょう。通常は何もしなければ攻撃されることは少ないですが、噛まれると死に至る場合もありますので注意が必要です。

クラゲに注意

一番多いのがクラゲに指されることです。季節や天候によってクラゲの出現状況は異なりますが、肌をなるべく露出させない、またクラゲが多い場合は泳がないといった等の対処が必要です。クラゲの種類によっては毒性が強く死に至る場合もあります。

毒クラゲに注意
猛毒で知られるハコクラゲの一種(通称毒クラゲ)

その他

その他、ウンバチイソギンチャクやミノカサゴ、オニヒトデ、オコゼ等にも注意が必要です。擬態していて分かりづらいものや、見た目が派手なものまでありますが、とにかく海の生物には専門的な知識が無い場合は触らない、近づかないということを心がけましょう。

その他の危険な生物
攻撃的な性格のミノカサゴ

ヌカカにも注意

あまり聞きなれない名前ですが、ヌカカは大きさが1mm程のハエの仲間です。ただ吸血昆虫ですので刺されることがよくあります。刺された直後に痛みが無いのが特徴ですが、しばらく時間が経つと赤くなり痒く疼きます。

ビーチにも出現し、無防備の場合は50ヵ所以上刺されてしまうこともあります。刺されてしまうと1週間くらい赤い斑点のようなものが肌に残ります。

フィリピンのビーカでヌカカ
とても小さく、白っぽい羽根が特徴。虫よけスプレーで効果があります。

裸足は危険

ビーチにもいろんな種類のビーチがあります。一番怪我のリスクが低いのは海の底が細かい砂だけのビーチです。こういうビーチは裸足で入っても問題ありません。

しかしサンゴや大小の石や岩、海藻が海底にあるビーチは裸足の場合は怪我をする可能性が高く、とても歩きづらいですのでマリンシューズを持参する必要があります。サンゴや尖った岩などの切り傷は治りづらく、化膿して熱が出たりする場合もありますのでマリンシューズがない場合は入らないようにしましょう。

暗くなる前に帰る

ローカルビーチの場合は、場所が奥まった所にあることや、市街地から離れていること、また観光客が行かない為、移動手段が限られていることが多いです。暗くなると昼間とは周りの様子が変わったりすることや、移動手段が少なくなる場合がありますので、明るい内に帰るようにしましょう。特に女性は水着など男性の目を惹くような恰好で帰るのは避けましょう

きちんと対策して楽しい旅行をする

日本でも海の事故は毎年起きますが、フィリピンでも同様です。ただ慣れない外国ですのでより一層の警戒と対策が必要です。万が一トラブルに見舞われた時には日本語が通じず、土地勘も習慣も違う場所で対処するのはとても大変なのと、緊急の場合はそんな場所でも一刻を争わなくてはいけなくなります。

出来る限りリスクを最小限に抑えるように事前の準備をしっかりと行いましょう。下は実際に使用して効果があったものですので、具体的にどれを用意すればいいか分からない場合は参考になると思います。

肌用の虫よけで、蚊、ブヨ、ヌカカにも効果があります。小さいので持ち運びしやすく、1週間以内の旅行には最適です。

日本製で安心のクラゲ除けクリーム。通常の日焼け止めの上からでも使える為便利です。

水陸両用で海に出かける時から履ける。全6色から選べるのもおすすめ。

前後に2つのディスプレイ付き。水中もケースなしでそのまま使えて、耐久性も画質もよいアクションカメラ。買うならGoProかこれ。個人的には起動の速さと画質でおすすめはこちら。

これは使ったことはありませんが、手首に付けてレバーを引くだけで浮き輪が出てくるので万が一の時にはとても効果的だと思います。※体重124kgまで対応
メモ

海に出かける時にはパスポートのコピーは忘れずに必ず持参しましょう。何かあった際のフィリピンでの身分証になります。
またフィリピンの紫外線は強いですので日焼け止めも忘れないようにしましょう。

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