
フィリピンのATMは大小のトラブルが頻繁に発生します。今回は海外旅行者だけでなく在住者も確認した方がいいATM利用時のポイントをお伝えします。
考えられるATMのトラブル
まずは普通にお金を引き出すだけなのにフィリピンのATMの場合にはどんな不便なことやトラブルがあるかを書き出してみたいと思います。
- そもそも使えない(故障・現金不足・オフライン)
- カードを読み込まない
- カードが出てこない
- スキミングされる
- お金が出てこない
- お金が出てこないのに取引履歴上は引き落としが完了していて残高が減っている
フィリピンでATMを使う際は常にこれらの不便とリスクがある状態になります。
スキミング対策
これはもうATM自体をよく観察して不審な点がないかを確認するしか方法はありません。隠しカメラやカード読み取り機というのは99%後付けですのでATMの外観に違和感があります。ただやはり発見するのは難しい場合もありますので人通りの少ない場所にあるATMなどは避けた方が無難です。※海外旅行中のスキミング被害で暗証番号を不正に使われた場合はクレジットカード会社や銀行も保証してくれないケースがありますので注意しましょう。
カードが出てこない場合の対処法
引き落としたお金は出てきてもカードが出てこないこともよくあります。この場合はその場ですぐ気が付くはずですので対処可能です。ただ対処する為には使ったATMの場所が重要になります。なるべく銀行に併設させているATMを利用し、トラブルがあった場合はすぐにそこにいるガードマンや銀行員に状況を伝えて対応してもらえるようにしましょう。
お金が出てこない・残高は減っている場合
カードは出て来てもお金が出てこない場合があります。普通その場合はお金を引き出せていないので銀行残高は減っていないことが普通ですが、時々引き落としされていると見なされて残高が減っている場合があります。この場合はすぐにオンラインなどで残高のチェックをしましょう。そしてもし残高が減っている場合にはATMの不具合ですので銀行に連絡する必要があります。
こういう事態になった時の為にもなるべく銀行に併設されているATMを利用しましょう。その場合に「ここのATMでそうなった」と言うことができ、話が早いです。
こういう事態は頻繁に起こっていますので銀行員に伝えると○○日以内に銀行口座にお金を戻してくれます。
このようなことは多いですのでATMからお金が出てこなかったとしても「残高は減っているはずはないから大丈夫」と安心しないようにしましょう。ちょっとでもこのような状況になった場合は面倒でも出来るだけ早く取引履歴を確認するようにしましょう。※その他にオンラインバンキングで取引履歴を確認出来る状態にするのが便利です。
まとめ
日本ではほとんどトラブルのないATMの利用もフィリピンでは比べ物にならないくらい日常的にトラブルが発生しています。これに気付いていない人も多いと思われます。とにかくATM利用時は銀行にあるATMで、銀行の営業時間内に行うようにしましょう(フィリピンではカスタマ―サービス等の対面で直接話が出来ない場合にはとても対応が面倒で大変です…)。また、お金が出てこなくても安心せずに出来るだけ早くチェックするようにしましょう。スキミングに関してはATMだけではなくカード決済時にもリスクはありますので出来ればキャッシュの方が安心ではあります。